キーラ・ナイトレイ、出演作の監督にボロクソにけなされる
自分の作品に主演した女優の演技に不満があったとしても、公の場で思いきりこきおろす監督はいまどき珍しいと思うが、『はじまりのうた』(13)のジョン・カーニー監督はキーラ・ナイトレイをボロクソに批判している。
英紙インディペンデントのインタビューの中で、カーニー監督は、「キーラは自分を隠そうとする。だが、俳優はそれをしてはいけない。キーラをけなすつもりはないが、映画俳優になるのは大変なことであり、ある程度の正直さと自己分析が必要だ。彼女はまだそれができていないし、あの映画に出る準備はできていなかったと思う」と語った。
また、「必死でそれらしく見せようとしたけどギターが弾けるシンガーソングライターには見えなかった。スーパーモデルと仕事をするべきではないということを学んだよ」とシャネルの広告塔を務めているキーラを揶揄する発言をしている。
ここまで言われるのはあんまりだと思ったのか、キーラと一緒に仕事をしたことのある映画監督たちがツイッターで反論を始めており、『わたしを離さないで』(10)のマーク・ロマネク監督や、『エンド・オブ・ザ・ワールド』(12)のローリーン・スカファリア監督がキーラ擁護のツイートを投稿している。
ロマネク監督は「私がキーラと仕事をした経験は、いかなるレベルでも素晴らしいものでした。この男性(カーニー監督)はいったい何を言っているのかわかりません」とつぶやき、スカファリア監督も「私もマークに賛成します。キーラと働くことは喜びです。存在感があり、おおらかで、本当に良い仕事をしてくれる。素敵な人です」とツイートしている。【UK在住/MIKAKO】
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