玉木宏、探偵に頼みたいのは「親友捜し」
島田荘司の人気小説を映画化した『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』の初日舞台挨拶が6月4日に丸の内TOEIで開催され、玉木宏、広瀬アリス、石田ひかり、谷村美月、小倉久寛、和泉聖治監督が登壇。玉木が探偵に頼みたい案件として、「親友捜し」と回答した。
本作は、和製シャーロック・ホームズとも称される探偵が趣味の脳科学者・御手洗潔の活躍を描くミステリー。玉木は「すごく原作ファンの多い作品。島田先生が全身全霊をかけて作り上げた世界で御手洗潔をやらせてもらうというのは、緊張感があり、やりがいのある役柄だった」と人気キャラクターを演じられたことに充実の表情を見せた。
広瀬が演じたのは、映画だけのオリジナルキャラクターである小川みゆき役。お調子者のマスコット的キャラクターとなり、「とても明るくて、シリアスなお話と全然違うキャラクター。あえて浮いていこうと思った」と重厚な世界観の中、浮いた存在となるよう心がけたそう。
玉木との共演シーンについても、「いい感じで噛み合っていない」と広瀬。すると玉木が「普段もよく噛み合わない。これが逆にいい空気だった。御手洗と小川という対照的な人物になった」とナイスコンビネーションを作り上げられたことに、うれしそうな笑顔を見せていた。
また、御手洗探偵が事件解決に奔走することから、「御手洗に解決してほしい事件はある?」と聞かれた2人。玉木は「小学校4年生のときに、すごく仲のよい親友がいて。僕は名古屋出身なんですが、彼が北海道に引っ越しをしてしまって。それ以来まったく連絡をとっていなくて、彼が今どういう生活をしているのかわからない。親友と呼べる人は数少ないので、その消息が知りたい」と親友捜しを頼みたいと告白した。
広瀬は「足が小さいので、よく転ぶ」と回答。「身長が165cmあるんですが、足が22.5か23cmで。街中でよく転んでしまう。それが悩み」と続けると、玉木が「探偵に頼むことじゃないだろう!」と鋭いツッコミを入れた。
さらに広瀬が「足を大きくする方法ってあるんですかね?」と聞くと、「知らないよ!だから探偵に言うことじゃないよ!」と玉木。絶妙なコンビネーションで、最後まで会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】