全男子がドギマギ!?長澤まさみ『君の名は。』で“憧れの先輩”に
先日、米「Variety」誌が選ぶ「2016年に注目すべきアニメーター10人」に日本人として初選出されるなど、世界からも高い評価を受けている新海誠監督。待望の新作『君の名は。』(8月26日公開)は神木隆之介と上白石萌音が声の出演を果たすことでも話題だが、この度、追加キャストとして長澤まさみと市原悦子の参加が発表された。
長澤が演じるのは、都会に住む男子高校生・瀧(神木)が密かに好意を寄せる先輩・奥寺ミキ。美人で、オシャレで、しっかり者。瀧が働くイタリアンレストランのアイドル的な存在だ。市原は、山深い田舎町に住む女子高校生・宮水三葉(上白石)の祖母・一葉を演じる。家系の神社の伝統を守りながら三葉と小学生の妹と一緒に3人で暮らしている、いわば“昔話の語り部”だ。
役を演じた長澤は「“奥寺先輩”は主人公の憧れの女の人なので、大人っぽさ、優しさ、少しだけ色っぽさが出るよう意識しました」と感想をコメント。市原はオファーを受けた経緯について「『君の名は。』では、都会に憧れる若者たちの、掴みどころのない、希望と不安で揺れているような心情が描かれていて、それは私には新鮮で触れたことのない世界でした。わからないからこそ面白くて、やってみたいと思い、受けさせていただきました」と語っている。
2人の演技を見た新海監督は大満足だった様子で、「劇中では描いていない奥寺の陰影までも感じさせるような長澤さんの芝居に、すべての“男の子たち”はどぎまぎさせられてしまうはずです」と絶賛。また「『まんが日本昔ばなし』に育てられた」という新海監督にとって、市原との仕事は「最高の語りをいただけました。ご出演いただけたことに、ひたすら感激しています」と感慨深いものになったようだ。
今回の発表に合わせて、人気子役の谷花音、「MEN'S NON-NO」モデル・成田凌、若手声優の悠木碧、島崎信長、石川界人の3人の出演も判明した。繊細で瑞々しい“新海ワールド”に、彼らが参加することでどのような化学変化が起きるのか。まずは本編の完成を心待ちにしたい。【Movie Walker】