青山テルマ「完璧な恋愛を求めない。失恋した時の方が曲を書ける」
稀代の歌姫エイミー・ワインハウスをフィーチャーしたドキュメンタリー映画『AMY エイミー』(7月16日公開)のトークショー付き試写会が、7月7日に角川シネマ新宿で開催。エイミー・ワインハウスのファンであるR&Bのアーティスト、青山テルマが登壇し、エイミーの魅力や自身の恋愛観について語った。
曲作りについて青山は「書くために想像するのは苦手な方で、実体験じゃないと書けない。私もハッピーな曲を書くのが苦手で。切ない時や、失恋した時の方が曲を書けます」と苦笑い。
恋に生きたエイミーについては「アーティストは恋愛体質が多いんです。感じ方も豊かだし」と共感したそうだ。「完璧な恋愛を求めてない。私自身も絵に描いたような恋愛はないと思っていますし、2人の関係性の美学というか、関係性を作っていく作業がすごく好き。エイミーは、愛に生きる女の子だからこそ言葉が生まれたんです」。
その後、集まったファンとのじゃんけん大会を開催し、大いに場を盛り上げた青山。最後に、エイミー・ワインハウスとの等身大パネルと共にフォトセッションも行い、大盛況のなか、イベントは幕を閉じた。
『AMY エイミー』は、本年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞をはじめ、英国アカデミー賞、グラミー賞最優秀音楽映画賞など、世界の映画祭で30冠以上を獲得した話題作。ドキュメンタリー映画としては異例の、全世界興行収入約28 億円となる大ヒットを記録した。【取材・文/山崎伸子】
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