粘土製の芸人コンビが爆笑漫才をぶちかます映画とは?
「若手芸人がキャーキャー言われてるけど、もっとキャラの立ったコテコテの漫才で心から笑わせてくれる芸人はいないのかしら……」なんてテレビの前で気だるく嘆いているアナタに、超オススメのお笑いコンビが大活躍する映画をご紹介!
それが7月25日より公開の、笑いあり涙ありのシュール・ドラマ『人形芸人 ドント&ノット』。芸人といっても、彼女ら(!?)の正体はクレイアニメーション。つまり粘土で出来た「人形芸人」が大冒険を繰り広げる物語なのだ。ドントとノットは人間年齢でいうと三十路手前で、若手というには歳を取りすぎ、中堅というにはまだ力不足の微妙なポジション。そんな2人が夢と友情、恋にゆれながら漫才に賭ける様子は、爆笑と共に大きな感動も与えてくれる本格演芸ファンタジーとして楽しめる!
主人公のドントとノットをはじめ、彼らの家族や師匠といったキャラクターたちはいずれもポップでキュート、かつ奇妙でキテレツ。「え〜!?」「なんで〜!?」と、頭を抱えたくなるようなワケのわからなさが、なんとも愛らしい。
さらにドント&ノットを演じる声優には、実力派女性漫才コンビとして知られる、海原やすよ・ともこを起用。コテコテの大阪弁でマシンガントークをぶちかますので、漫才にウルサい関西人も安心して見られる出来栄えとなっている。また本作は、知る人ぞ知る深夜番組「バミリオン・プレジャー・ナイト」から飛び出した作品で、「オー!マイキー」に続く映画化作品第2弾としても注目されている。フナビキアキ監督をはじめとするクリエイター陣は、作品のゆる〜い雰囲気とは裏腹に、ものすごい気合を入れて製作に当ったとか。
公開劇場では撮影に使用した人形の実物を展示するほか、ここでしか買えないキャラクターグッズも多数販売するとのこと。人間の芸人に飽き飽きというアナタも、この夏は『ドント&ノット』でコテコテに熱く過ごしてみてはいかが?【トライワークス】