観客を戦争のド真ん中へ連れて行く!C・ノーラン監督最新作が2017年公開
『ダークナイト』トリロジー、『インセプション』(10)、『インターステラー』(14)と、新作が発表される度に世界中で高い評価を得てきたクリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク(原題)』の日本公開が2017年に決定した。
本作は第二次世界大戦中の1940年5月26日から9日間にわたり、ドイツ軍のフランス侵攻に対し、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約30万人以上もの命を救った、史上最大の撤退作戦である「ダンケルクの戦い」を描くスペクタクル・サスペンス映画で、ノーラン監督にとって初めての実話映画化となる。
キャストには『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)でアカデミー賞の助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、『レヴェナント:蘇りし者』(16)など話題作に多く出演し、『インセプション』(10)や『ダークナイト ライジング』(12)などノーラン監督とタッグを組み抜群の存在感を放ってきたトム・ハーディや、同じくノーラン監督作品に多数出演するキリアン・マーフィーらが顔を揃えている。さらにワン・ダイレクションのメンバーとして活躍していたハリー・スタイルズは自らオーディションに参加して、今作で映画初出演を果たしており、その演技に注目が集まる。
先日公開された特報映像には、荒れたビーチや、船に乗った兵士たちが一斉に空を見上げ、身を伏せる緊張感のあるシーンが映し出されており、その世界観の一端が明らかになっていた。また、出演者のマーク・ライランスはEmpire誌に「これまでになかった展開の素晴らしい映画になる。いきなり観客を戦争のド真ん中へ連れて行く」とコメントしており、ノーラン監督が描く『ダンケルク(原題)』は文字通り“衝撃的”な作品になりそうだ。【Movie Walker】