佐藤健、岡田将生にツッコミ「僕たちとの思い出、すべて忘れ去られた?」
「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウによる直木賞受賞小説を、演劇界の鬼才・三浦大輔監督が映画化した『何者』(10月15日公開)の完成披露舞台挨拶が、8月30日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦監督が登壇した。佐藤は「黒のフォーマルで揃えていると見せかけて、違う色で差し色をしているんです」とファッションについてアピールした。
佐藤は「5人でいることが多くて、ゴレンジャーみたいじゃね?戦隊物みたいじゃね?ってことになりまして。僕は赤レンジャーです」と赤いネクタイを指差した。有村がピンク、二階堂がオレンジ、岡田は紫、菅田はグリーンだった。
クロストークでは、岡田が「僕は(撮影期間が)数日だったので、あまりみなさんとお話しなかった」とさみしげにコメント。佐藤がすかさず有村や二階堂と顔を見合わせ「僕たちとの思い出、すべて忘れ去られている?けっこう話をして遊んだ記憶があるんだけど」とツッコミを入れると、会場は大爆笑となる。
岡田は「菅田くんと二階堂さんが本当に元気だったので、その元気に巻き込まれてわいわいしてました」とハニカミながら笑顔を見せた。
最後に、三浦監督が「2年くらい前に企画が始まり、やっと完成しました。朝井さんの『何者』があったから生まれたもので、それをいかに映像化するかに邁進してきて、結果、豪華なキャストが揃いました。僕的にもこういう機会は初めてですし、自分的にも満足できるものができあがったと思います」と手応えを口にした。
佐藤も「三浦監督の下でこのメンバーで、芝居にまっすぐに向き合って作品を作りあげることができたことを幸せに思います」と力強く締めくくった。
『何者』は、同じ大学に通う5人の就活生たちが、それぞれに悩みながらも、採用試験に臨んでいくという物語。次第に各自の秘められた本音や自意識が表面化し、相互の関係性に変化が生じていく。【取材・文/山崎伸子】