佐藤健
二宮拓人
『桐島、部活やめるってよ』で注目を浴びた、直木賞作家・朝井リョウのベストセラーを映画化した青春群像ドラマ。力を合わせて、就職活動に挑む5人の大学生たちが、自分が“何者”なのかを模索していく姿を描く。佐藤健、菅田将暉、有村架純ら若手実力派が多数共演し、等身大のキャラクターに命を吹き込む。
※結末の記載を含むものもあります。
演劇サークルで脚本を書いていた拓人、拓人が思いを寄せる瑞月、瑞月の元カレの光太郎、瑞月の友達の理香、その同棲相手の隆良。5人は就職活動の情報交換のため、理香の部屋に集まるようになる。力を合わせて就活を進めるが、内定は決まらず、お互いの就活へのスタンスや取り組み方の違いに嫌悪感を抱き、人間関係に歪みが生まれていく。
監督、脚本
原作
音楽、主題歌
製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
エグゼクティブプロデューサー
企画プロデュース
プロデューサー
ライン・プロデューサー
プロダクション統括
撮影
録音
照明
美術
装飾
スクリプター
編集
スタイリスト
ヘアメイク
VFXスーパーバイザー
音響効果
キャスティング
助監督
製作担当
[c]2016映画「何者」製作委員会 [c]2012 朝井リョウ/新潮社 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】 賛:就職活動に挑む主人公が、次第に周りの人間達の違う一面を知るようになり、葛藤していく姿に、思わず考えさせられる。ツイッター等の現代を象徴するようなツールを駆使した演出は勿論のこと、開始80分辺りからの意外な展開や、耳に残る主題歌、そしてなにより超豪華なキャストと、見どころも満載。 否:就職活動を経験していないと、そもそもの感情移入は難しい。時間軸も分かりにくい。 先の見えない就職活動に、ツイッターを駆使しながら挑んでいく大学生達の姿を通して、様々な人間が持つ様々な多面性を浮き彫りにしていく、なんとも面白い作品です。特に開始から80分後に明らかになる真実はちょっと驚きで、 「おっ!」 となること請け合いです(笑)。 反面、終わり方はやや尻すぼまりで、消化不良感が残りそうです。時間軸も分かりにくいほか、そもそも“就職活動”というもの自体、人によっては感情移入しづらいと思います。 良くも悪くも、現代を生きる若者達の葛藤を浮き彫りにする、不思議な雰囲気の作品であることは間違いありません。クセになる主題歌と共に、是非ご覧下さい。
就活って結局、自分の人生のグランドデザインを描くことなんですよね❗ だって、これから40年間、何をして暮らすか、決めるんですから。ある意味婚活と似てるし。自分自身を見直す、良い契機になればと思います。 俳優陣は、素晴らしいけど、特に有村架純を押します。こういう役もできるんだ。ただ、就活の最中につけ麺系は食べないよ。ブラウスに跳ねたら大変じゃない。
友人の劇団の芝居を思いだした。 名のある役者は一人もいない。 就職せず、ただ芝居しかできない友人が出演している。 友人を見るのは楽しい。 なぜなら、芝居以外の彼を知っているから。 名のある役者ぞろいの映画。 なのに、その役者の他の作品が脳裏に浮かばない。 それどころか、一般人のドキュメンタリーのような感覚に浸った。 私達の現実的な日常が見えた。 見事に役者のオーラを消していた。 自分は何者なのか… 就職は輝ける場所なのか… それで答えが見つかるのか… 少なくとも友人は、自分の輝ける場所を持っていた。