杏が双子出産後、初の公の場にドキドキ!「新しい発見の毎日」と輝くような笑顔
女優・杏が9月19日にニッショーホールで開催された初主演映画『オケ老人!』(11月11日公開)の完成披露試写会に出席した。杏にとっては、今年5月に双子の女児を出産後、初の公の場。変わらぬスレンダーなスタイルと輝くような笑顔で「新しい発見の毎日です」と明かし、会場を沸かせた。
本作は、杏演じる千鶴を主人公に、平均年齢、おそらく世界最高齢のアマチュア・オーケストラの笑いと涙に包まれる奮闘と青春を描く物語。舞台挨拶には、笹野高史、黒島結菜、坂口健太郎、小松政夫、石倉三郎、藤田弓子、細川徹監督も登壇した。
たくさんのフラッシュや歓声を浴びながら、鮮やかなイエローのワンピース姿で登場した杏。久しぶりの公の場に「ドキドキしています」とはにかみ笑顔を見せ、「そういえばこういう世界にいたなと。ずっと家の中にいたので、今日は皆さんに会えてうれしいです」と挨拶。会場から大きな拍手を浴びた。
笹野はこの日、「杏お母さん」と声をかけたそうで、「たくましくてとてもいいお母さん。双子ですよ!どうやって抱いているのと聞きました」とニッコリ。「オムツを入れる道具あります?匂いがしない、いいのがあるから」と話しかけると、細川監督から「楽屋でいいんじゃないですか!?」と突っ込まれていた。
杏は本作で映画初主演を果たし、指揮やバイオリンにも挑戦した。「みなさんと楽器を合わせたりと、そういったやり取りができたのは音楽映画ならでは。すごく楽しかった」と充実感もたっぷり。「老人という言い方していいのか…」と戸惑いながらベテラン俳優陣を見渡し、「“老人パート”の皆さんが、すごく元気だった。私も負けないように頑張らなきゃと元気をいただいた」と刺激を受けたことを告白した。
笹野は「僕も楽器を練習したけれど、現場に行ったら杏ちゃんがすごい!杏ちゃんに追いかけれらて、励まされた。杏ちゃんがなくてはできなかった映画」と杏の奮闘ぶりに感動。小松も「気取った人なのかと思ったら、ものすごくお茶目で。一気に溶け込めた」と杏の人間力を褒め称えていた。
この日は敬老の日とあって、若手がベテラン陣に肩たたきをするサーピスも。杏に肩を揉まれた笹野は「お子さんを抱っこしているから力が強くなっている。いい塩梅。3年は長生きできそう!」と大喜びだった。【取材・文/成田おり枝】