『風立ちぬ』超え!6週連続1位『君の名は。』が歴代トップ5に
10月1・2日の興行ランキングは『君の名は。』が依然として好調をキープし、6週連続で首位を獲得した。土日2日間で動員65万人、興収7億9000万円を記録。累計では早くも128億円を突破!
『君の名は。』の累計興収は現時点で『風立ちぬ』(13)の120億2000万円を超え、『崖の上のポニョ』(08)の155億円に次ぐ、邦画アニメーション歴代5位に。邦画、洋画、実写、アニメーションを含めた順位では『E.T.』(82)、『アルマゲドン』(98)、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)といった名作に次ぐ、15位まで上りつめ、今後これらの作品を追い抜くことが予想される。
興行ランキングのトップ3の順位は前週から変わらず、『ハドソン川の奇跡』と『映画 聲の形』が2、3位をキープ。クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクス主演のアカデミー賞コンビが描く『ハドソン川の奇跡』はレビューの評価も高く、米評論サイト“Rotten Tomatoes”での観客評価は82%となっている。日本での興行では、題材となった当時の航空機事故をニュースなどで知る40代以上の観客が多いなか、イーストウッド監督の前作『アメリカン・スナイパー』(14)を鑑賞した若者層、女性層も目立ったという。
一方、公開館数120館という規模ながら大ヒットを記録している『映画 聲の形』は、公開12日目にして、興行収入10億円を突破。日本でトップクラスの観客動員を誇る劇場・新宿ピカデリーでは、『君の名は。』を抑え、2週連続週末動員数第1位(9月17・18日、9月24・25日)を記録するなど、勢いが止まらない。
前週に続き、話題作が上位を占めるなか、2作品が初登場。福山雅治が大根仁監督とタッグを組み、パパラッチ役を演じた『SCOOP!』は4位に。全世界で30億ダウンロードを記録したモバイルゲームの3Dアニメ化作品『アングリーバード』が10位にランクインした。【トライワークス】