杉咲花が『無限の住人』ヒロインに抜擢!「木村拓哉さん演じる万次を信じて演じました」
主演を木村拓哉、監督を三池崇史が務めるアクション・エンタテインメント『無限の住人』の公開日が2017年4月29日(祝)に決定し、ヒロインの浅野凜を杉咲花が演じると発表された。
杉咲演じる浅野凜は、謎の剣客集団“逸刀流”に両親を殺された少女。自らの命を懸けて仇討ちを決意した彼女は、木村演じる不死身の体を持つ万次に用心棒を依頼する。亡き妹に似ている凛の姿を見て、しぶしぶながら依頼を受けた万次だったが、想像を超えた死闘に巻き込まれていく。
杉咲はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」への出演や、『劇場版MOZU』(15)、『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』(16)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)など注目作に続けて出演している若手実力派女優。
小岩井宏悦エグゼクティブプロデューサーは杉咲の抜擢について「凜の役を誰がやるかということが、この映画の成否を決めます。万次が守りたくなるような少女っぽさを持ちながら、万次には思慕の念をいだく少女と女性の中間にいる芯のある女優が演じなければなりません。杉咲さんの出ている作品を観て、その圧倒的な演技力と無垢なビジュアルにこの子しかいない、と惚れこみました」と明かしている。
凛を演じた杉咲は「木村拓哉さん演じる万次を信じて、覚悟をもって演じました」と言い、また、「今回はじめて三池組に参加させていただきましたが、みんなが助け合いながら全力を尽くす居心地のいい現場で、スタッフの皆さんにも負けられないと思いながら頑張りました」とコメント。
本作の原作は、1993年から2012年に月刊アフタヌーンで連載された沙村広明による同名コミック。圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により時代劇というジャンルを超えたアクション・コミックとして話題になり、現在までに累計発行部数750万部を突破している代表作だ。
1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2000年に英語版が“マンガのアカデミー賞”と呼ばれる、アイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞した。現在までに世界22の国と地域で刊行され、いまなお根強い人気を誇る「無限の住人」。そんな原作の映像化を手掛ける三池監督も、国内外で高く評価されており、海外まで視野に入れた作品として大きな期待が寄せられている。【Movie Walker】