『ファンタビ』ワールドプレミアにJ.K.ローリング登場!「これが本当に私が書きたかったこと」
世界中の注目を集める『ハリー・ポッター』シリーズの新章『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(11月23日公開)。本作のワールドプレミアが現地時間の11月10日、ニューヨークで行われ、主演のエディ・レッドメインや、シリーズの生みの親で本作の脚本を手掛けたJ.K.ローリングらが登場した。
プレミア上映と共に記者会見も行われ、エディとJ.K.ローリングはもちろん、新ヒロインのキャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラーといった主要キャスト、デヴィッド・イェーツ監督らが参加。エディは魔法動物で木の妖精ボウトラックルを胸ポケットに連れてくるなど茶目っ気を披露していた。
会見のなかでエディは自身が演じたニュート・スキャマンダーについて、「大好きなのは、彼が人間と上手く付き合えないところ。常に魔法動物と一緒にいるんだ。社会の中で適合していく能力がないんだよね。だけど彼は、魔法動物とは仲が良いんだ」
「映画の始まりで彼はニューヨークに到着するんだけど、ジョー(J.K.ローリング)がここで描いているのは、他の人に出会うことで、彼の良い部分が出てくるということ。彼らと一緒にいることで、それぞれの一番良いところが引き出されるんだ」とニュートを解説すると共に、J.K.ローリングの脚本のすごさを明かした。
またエズラは、『ハリポタ』シリーズでハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンと共演経験があり、「出演が決まった時に一番最初に電話したのはエマだったんだ。彼女は『魔法のような体験ができる』と言っていた。とりわけデヴィッド・イェーツの驚異について教えてくれた」と話している。
ほとんど取材を受けないことで知られるJ.K.ローリングにも質問が集まり、映画の脚本を手掛けたことについて「私はニュートが好きだったから、彼がどんな人物だと私が思っているのか、しっかりと語らなくちゃいけないと思ったの。それで自分でも気付く前に、脚本を書き始めていたの。結果的には最高だったと思う。これが本当に私が書きたかったことだから」と物語が誕生したきっかけについて言及。
魔法動物についてJ.K.ローリングは「これを観たらみんな二フラーが欲しくなることは確かだと思う。私だって二フラーが欲しいもの。正直言って、ここにいる私たちみんな欲しいと思っているから」と人気キャラクター誕生を予感させる発言を残している。
いまだ謎の多いストーリーに関して、J.K.ローリングは秘密を守りながらも「2作目には中国のビーストが出る。ドラゴンじゃないけどね」と早くも次作について明かしてくれた。今回残念ながら彼女は来日しないが、エディ、キャサリン、アリソン、ダン、イェーツ監督、プロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンという豪華な6名が来日決定。いよいよ日本にも熱狂が巻き起こりそうだ。【Movie Walker】