『ファンタビ』の新ヒロインが「エディ・レッドメインは心配性!」と暴露!
現在来日中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(公開中)の主演俳優エディ・レッドメイン。ヒロインであるティナ役のキャサリン・ウォーターストーンとともに、大役に抜擢された“心の内”をストレートに語り明かす!
『ハリー・ポッター』の新シリーズの主人公ニュート・スキャマンダーとして、大きなプレッシャーが圧し掛かったであろうエディだが、その心境を「報道記者たちと話して、はじめて汗が出はじめたよ(笑)」とおどけた笑顔で語る。
「…というのも、前シリーズから続投した監督のデヴィッド・イェーツと製作のデイヴィッド・ヘイマンの2人は、そのプレッシャーがどんなものか体験済みだ。だから、彼らは余裕の穏やかさと親切な態度で、『これはインディ映画だよ。大作じゃないから大丈夫』と僕たちに納得させたんだよ(笑)。彼らがあまりに落ち着いているから、本当に信憑性があって信じてしまったんだ」と、興味深い裏話を明かしてくれた。
一方、ロンドン出身のキャサリンは、舞台で着実にキャリアを積んだ36歳。本作のヒロイン役に対しても、「仕事のスケールは違うかもしれないけど、200人ほどしか鑑賞しなかった舞台で演じた時も、観客に受けるか恐怖におののいたのよ。その時と内にある気持ちは一緒」と、特別気負いはなかったと話す。
エディが演じるニュートは、手違いで人間界に放たれてしまった魔法動物たちを保護すべく奮闘する、変わり者の魔法動物学者。明るく健全なヒーローとは程遠いキャラクターだが、そんなニュートをエディは気に入っているという。
「ニュートはかなり神経質で、人との付き合いには興味がないみたい。世界をまるで科学者のように見ていて、ニューヨークの街をあたかも熱帯雨林かのように観察しているんだ(笑)。だけど、特有のシャイな部分があって、独りでいる時や動物と一緒にいるときが一番ハッピーなのさ。魔法動物のために求愛ダンスをやったりとか、彼らの前では違う面を見せるんだ」。
そんなニュートと素顔のエディとの違いをキャサリンに尋ねると、「ニュートが映画でいうセリフに関して、エディが好きなジョークがあるのよ。『worrying means you suffer twice. (心配すれば、2度苦しむことになる※取り越し苦労と実際の苦労の2つのこと)』っていうんだけど……。エディ自身はニュートよりも、もっと心配しがちね(笑)」と、エディの心配性な一面を暴露。
「だけど、私もエディも仕事に関しては生真面目になってしまうタチなの。そのガリ勉なオタクっぽい側面が、2人ともそれぞれ演じた役と共通する点だと思うわ」。キャサリン演じるティナも、米国魔法省で働く“堅物”な性格。偶然ニュートに出会ったことで、思いもよらない事件に巻き込まれてしまうキャラクターだ。
本シリーズは、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を含め全5作品になると発表されているが、いわゆる“シリーズもの”に出演することについて、当のエディはどう捉えているのだろうか?
「シリーズの1作目が、今後のストーリー展開のお膳立てとなっているものもよくあるけど、今作はそうじゃなくて、ちゃんと1つの作品として完成している点が僕は大好きなんだ」と、エディは作品への愛情を口にする。
その一方で、「でも、続編のことをみんな口にするけれど、それは今回の作品を観客に楽しんでもらえてこそ実際に起きることなんだ。やっぱり僕たちは脚本を与えられて、次回作の撮影が始まるまで、自信が持てないのが現実だね」と、人気俳優らしからぬ(!?)独自の考えを展開してくれた。
とはいえ、超大作シリーズの主役ならではの醍醐味もやっぱりある模様。自分がキャラクター商品になることにはテンションも上がるようで、「僕がレゴのフィギアになっているのを見て、感激したよ!」と興奮しきり。
「6歳の頃、僕は母を見て言ったんだ。『ママ!ママの口のまわりには“丸括弧=()”がある』ってね。母は『そんなおかしな言い方は今まで聞いたことないわ』と笑い、『いつか、あなたも口のまわりに“丸括弧”をたくわえるようになるわよ』という会話を交わしたんだ。そして、小さなレゴのフィギュアを見たら…なんと、本当に僕の口のまわりに“丸括弧”がついていたんだよ!(笑)」。
そう茶目っ気たっぷりに、ニュート役への愛情を語ってくれたエディ。いよいよ日本公開は本日11月23日から!このヒーローらしからぬニュート・スキャマンダーの冒険を心ゆくまで堪能してほしい。【Movie Walker】