三島由紀夫原作『美しい星』で佐々木蔵之介が“人間離れ”した演技を披露!?
三島由紀夫が1962年に発表した異色のSF小説を、『桐島、部活やめるってよ』(12)などで知られる吉田大八監督が映画化する『美しい星』(2017年5月公開)。本作に代議士秘書、黒木克己役として佐々木蔵之介の出演が決定した。
ある日突然、自分たちが宇宙人だと覚醒した家族が、地球を救うためそれぞれ奮闘するという本作。その家族として、主役の“当たらない”で有名なお天気キャスター、大杉重一郎をリリー・フランキー、長男でフリーターの一雄を亀梨和也、長女の女子大生、暁子を橋本愛、妻の伊余子を中嶋朋子が演じることが明らかになっていた。
佐々木演じる黒木は、一雄と出会って秘書にスカウトし、大杉家に近づく謎多き男。敵か味方か?目的は?そもそも彼は人間なのか?そんな人物に扮する佐々木は、大学生時代、芝居に没頭していたころ「美しい星」を呼んでいたという。
また佐々木は、吉田監督作品に初めて出演し「吉田組のスタッフ、キャストにより、至高の三島由紀夫作品になりました」と自信をのぞかせ、吉田監督も佐々木の“人間離れ”した演技を絶賛し「映画にとってたいへん幸運なことでした」と話している。
「映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」と熱く語る吉田監督は、原作発表から50年以上の時を経て、舞台を現代に置き換えるという大胆な脚色を施して映像化に挑む。【Movie Walker】
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