歴代5位も目前!『君の名は。』の社会現象化を裏付ける要因は?
2016年No.1ヒット作として旋風を巻き起こしている『君の名は。』(公開中)。公開から3か月経過した今なお300館以上で上映されており、そのブームは留まることを知らず映画界以外へも強い影響を及ぼしている。
社会現象化している本作を象徴するのが、「2016ユーキャン新語・流行語大賞」へのノミネート。映画のタイトルがノミネートされることは極めて珍しいことであり、「ポケモンGO」や「トランプ現象」といった手ごわいライバルたちとの戦いを勝ち抜き、年間大賞に選ばれるのかに注目して欲しい。トップテンと年間大賞の発表は、12月1日(木)を予定している。
さらに、主題歌・劇中歌までも脚光を浴びていることも大ヒットを物語る要因のひとつ。音楽を担当しているRADWIMPSは「ミュージックステーション」で地上波番組初出演を果たしたことでも話題を呼んだが、続けて「NHK紅白歌合戦」への初出場も決定。年末年始へ向けたさらなる追い風になることは間違いないだろう。
また、リピーターの多さが好調につながっている本作ならではの試みとして、12月初旬より第2弾パンフレットの販売も決定!ファンから寄せられた質問に新海誠監督が答えるインタビュー企画が中心となっている。11月下旬からは新ビジュアルのポスターが全国の劇場で掲載されるなど、衰えの影はいまだ全く見えていない。
記録を伸ばしている興行収入も、11月27日時点で累計で194億円を突破。ついに『もののけ姫』(97)を抜き歴代6位に躍り出た。まだまだ上映が続きそうな本作だけに、この記録的ブームがどこまで続くのか見届けたい。【トライワークス】
作品情報へ