2016年にこの世を去ったビッグスターたち
2016年は英国で「訃報の年」と呼ばれ、年頭から年末までビッグスターの死に衝撃が走った年だった。
まず1月10日にデヴィッド・ボウイの、華麗なる69年の生涯に幕が降りた。その4日後には、『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプとして愛されたアラン・リックマンも永眠。2人共、ガンとの闘病の末に迎えた死だった。1月18日にはイーグルスのフロントマン、グレン・フライも関節リウマチや肺炎による合併症で亡くなっている。
そして4月21日には、プリンスが鎮痛剤の過剰摂取で急死し、世界中に衝撃を与えた。6月3日には、ボクシング界伝説のヒーロー、モハメド・アリが敗血症ショックで他界し、8月にはジーン・ワイルダーがアルツハイマー病の合併症で死亡。
10月23日には、デッド・オア・アライヴのフロントマン、ピート・バーンズが急性心不全により57歳の若さで亡くなり、11月11日にはレナ―ド・コーエンも82年の生涯を終えた。12月に入ると、キング・クリムゾンでの活躍で知られるグレッグ・レイクがガンでこの世を去った。
クリスマスイブには英国のロックバンド、ステイタス・クォーのギタリスト、リック・パーフィットがスペインの病院で感染症のため他界。さらにクリスマス当日にはワム!で世界的スターになったジョージ・マイケルが心不全のため53歳で亡くなった。また、27日には『スター・ウォーズ』シリーズでレイア・オーガナを演じたキャリー・フィッシャーも死去して世界を驚かせたばかりだ。
「2016年は庶民に心から愛されたスターたちが次々と亡くなった年」と英紙ミラーは表現しており、「世界を変えた人々がこの世から去っていった年」「最悪の年として記憶されるだろう」とNEWS.COM.AUは書いている。【UK在住/MIKAKO】