“温かい気持ちになれた!” 映画『私の中のあなた』が高評価のワケ
キャメロン・ディアスが初の母親役で話題となっている、映画『私の中のあなた』(10月9日公開)。“闘病する少女と家族の絆”というテーマから、すごく重い内容で疲れるんじゃないか、と思う人も多いだろう。
しかし、この映画を試写会で観た人の間では、「観終わったあと心が温かくなる」など、胸が“ホッとする”するという高評価のコメントが多い! 果たしてそのワケとは何だろうか。
映画は、白血病の姉ケイトにドナー提供をするため、遺伝子操作によって生まれた妹アナが、「もう姉のドナーにはならない!」と、両親を相手に訴訟を起こすところから始まる。そして、物語が展開するにつれ、なぜ妹がドナーになることを嫌がったか、なぜ両親を相手に訴訟を起こしたか、その本当の理由が明らかになっていく。
しかし、そんなシリアスなテーマが展開する一方で、今作の監督が創り出す作品の雰囲気や物語の進め方は、その真逆と言っても過言ではないほど、明るい演出に溢れている。そのため、作中には“笑顔に溢れたシーン”や、“笑いを誘うユーモアなシーン”が随所に盛り込まれおり、それはそれぞれの登場人物の想いや行動が、“全ては大好きな家族のためのもの”ということを解らせてくれる。だからこそ、最後には観る者を温かく優しい気持ちにさせてくれるのだ。
すでに試写会で映画を観たブロガーも、自身のブログの中で「愛をとても感じる作品でした」「あったかい”愛”を感じ続けていられる映画」「家族がいる意味や、生きる意味を探している方にオススメします」「誰もが家族のことを思い、必死に生きていく姿が素敵です」「涙が止まりませんでした」「観終わったあと心があたたかくなる、(中略)そんなふうな気持ちになれる映画です」など、作品の悲しさよりも温かさを訴えている書き込みが多く、作品に感動した様子がうかがえる。
また、さまざまな映画サイトのユーザーレビューでも高評価なコメントが多く見られ、Yahoo!映画では平均得点が5点満点のところ4.31点(10月6日時点)、goo映画では平均得点が100点満点のところ83点(10月6日時点)を記録。その作品に感銘を受けた人の多さに驚くほどだ。
闘病する少女とそれを支える家族の苦悩、そして家族の絆という非常に重いテーマを描きつつも、“家族の幸せ”というシーンを盛り込むことによって、温かく優しい気持ちにさせてくれる映画「私の中のあなた」。きっと映画を観終わった後には、なにか温かいものが胸に残るだろう。家族や恋人など、大切な人のいる人にはぜひ、オススメしたい映画のひとつだ。【Movie Walker】