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曲者俳優も出演を快諾した、超インテリ自主映画の実力

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曲者俳優も出演を快諾した、超インテリ自主映画の実力

“学生映画”といえば、低予算、無名の俳優などで、どこか安っぽいイメージがあるかもしれない。だが、最近の学生映画は、もはやその枠を超えてしまっている。

堺雅人や寺島しのぶら豪華キャストがノーギャラ出演したことで話題になった東京芸大大学院の作品『ラッシュライフ』などは、規模も内容も学生が作ったものとは思えないほど高レベルだった。そんな、学生映画らしくない作品の中でも最注目なのが、10月10日(土)よりレイトショー公開される『Mogera Wogura モゲラウォグラ』だ。

本作には、北野武監督の『HANA−BI』(98)など強烈な演技で知られる俳優・大杉漣が出演。なんと完成度の高い脚本にほれ込み、出演依頼を快諾したそう。他にも『ツィゴイネルワイゼン』(80)の大御所、麿赤児や、タナダユキ監督『俺たちに明日はないッス』(08)でヒロインに挑んだニコラモデル出身の新鋭、我妻三輪子など、幅広いキャストが参加している。こうした演技派の役者たちが集まってくるということは、それだけ本作が魅力的である証拠だろう。

ちなみに本作を製作したのは、早稲田大学、慶應義塾大学の映画研究会を中心に集まった、すべて学生のメンバー。高学歴な“早慶タッグ”を組んだ彼らが、学生ならではの若い力とその高い知性を活かし、エネルギーに満ちた作品を作り上げた。実力派俳優を巻き込むほどの学生映画がどのようなものなのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。【トライワークス】

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