試写会でドナーカードの配布も!命の重さが実感できる映画がついに公開
キャメロン・ディアス主演の『私の中のあなた』(10月9日公開)が、試写を観た人たちの間で“泣ける”と評判になっている。
ストーリーだけ追うと、白血病の姉を救うため人工授精によって“つくられた”子供である主人公アナが、臓器の提供を拒むようになり両親を訴えるという、ちょっと暗く重くなりそうなテーマ。だが、ニック・カサヴェテス監督の手腕により、家族のあたたかみが伝わる非常に優しい映画に仕上がっているため、重さは感じられず、むしろ感動のあまり涙する人が続出しているのだ。
そんな本作にちなんで、試写会場ではなんとドナーカード(臓器提供意思表示カード)が配布された。ドナーカードとは、脳死後もしくは心臓停止後に自分の臓器を提供するのかしないのか、その意思を記しておくもの。日本ではまだドナー登録について認知度が高くないが、本作は姉のドナーとして生を受けた少女とその家族の絆を描いているだけに、臓器提供について考えてみるいい機会になれば、との思いを込めてドナーカードが配られているのだそう。
ちなみに鑑賞後、号泣する人が多いためか、試写会ではポケットティッシュも一緒に配布。こちらのポケットティッシュには劇場窓口に提示すると料金を割引してもらえる「レコメンド割引優遇券」が付いている。試写を観た人が感想を添えて周囲に渡せるようになっており、クチコミの効果も狙っている模様だ。【トライワークス】
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