鳩山総理も鑑賞!『アバター』特別上映でキャストらが感謝
第22回東京国際映画祭が開催された17日の夜、3D映画『アバター』(12月18日公開)の特別フッテージ上映が行われた。
グリーンカーペットを歩いた鳩山総理も会場に訪れ、会場はなんとなくVIPな雰囲気。まずは、本作配給のFOXの会長が「お招きいただき光栄です。東京国際映画祭とは素晴らしい関係をもっております。これまでに『ブレイブハート』(95)、『スピード』(94)、『インデペンデンス・デイ』(96)、『マイノリティ・リポート』(02)等、非常によく受け入れられ、世界中で成功を収めています」と挨拶した。
本作の監督であるジェームズ・キャメロンも東京国際映画祭とゆかりのある人物だ。世界的に大ヒットし、今なおその興行収入記録が破られていない『タイタニック』は、実は1997年11月1日に東京国際映画祭にて世界で初めて紹介された。監督は現在、制作の最終段階であるため来日はならなかったものの、ビデオメッセージを寄せ、期待感をあおる。
続いて、出演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、そしてシガニー・ウィーヴァーが登壇。ゾーイは、「日本語はあまりうまくはないんですけど“ドモアリガトゴザイマシタ”」と日本語で喜びを表現。サムは、「オーストラリアでは一言“ぐったり”というふうに挨拶するんですが(会場笑)、皆様ご招待いただきありがとうございます」と短めにマイクを渡す。
そして、キャメロン監督とは『エイリアン2』(86)以来のコラボレーションを果たしたシガニーは、「ここに来ることができて嬉しいです。ジム(監督)は素晴らしい作品を書き、すべてのクリーチャー、キャラクター、植物にいたるまで作り上げました。ジムは“お菓子屋の中の子供”のようなものでした」とコメントした。
キャスト3人は一様に、東京国際映画祭の初日にお披露目できて、招待してもらえて感謝しているという面持ちだった。豊かなイマジネーションと最新テクノロジーをもって産み出されたこの特別映像は、鳩山総理の目にどのように映ったのだろうか。公開は年末。完全版の本編を楽しみにしよう。【Movie Walker/堀田正幸】