miwaと坂口健太郎が“脚立キス”秘話を明かす!

インタビュー

miwaと坂口健太郎が“脚立キス”秘話を明かす!

miwaと坂口健太郎のフレッシュな二人が、映画『君と100回目の恋』(2月4日公開)でW主演を果たす。ピュアな歌姫と一途な男子が、究極にお互いを想い合う姿を描く本作。彼らが紡ぐ純度100パーセントの恋愛ストーリーには、胸が高鳴るシーンも満載。miwaと坂口を直撃し、印象的なキスシーンや、本気で「キュンキュンした!」というドキドキエピソードを聞いた。

本作は、事故に遭遇してしまう葵海(miwa)と、彼女の運命を変えるためタイムリープを繰り返す青年・陸(坂口)の運命の恋を描く物語。頭ポンポンや、手を重ね合せるシーンなど胸キュンシーンも多いが、とりわけ注目なのが、図書館での脚立に登ってのキスシーン。真ん中に脚立を挟んだ形で、陸が葵海に優しくキスするのだ。

坂口によると、「最初の段取りでは、陸が葵海の背後から脚立を登っていって、キスをすることになっていたんです」と背後からキスをする予定だったそう。「それで一度やってみたら、女性のスタッフ陣から、『お互いに正面から脚立を登っていってキスをした方が、ドキドキするんじゃないか』と提案があって。(月川翔)監督も女性目線を大事に映画を撮っていたので、『ちょっとやってみよう』という話になったんです」と当初の予定から、試行錯誤があったことを告白。結果、「みんな『キャー!』となった」(坂口)と女性陣から大反響があり、正面からのキスが採用された。

miwaも「スタイリストさんが、背後からのキスと正面からのキス、両方のリハーサルの写真を撮ってくれていて。それを見た時に、絶対に正面からの方がいいと思いました」と正面からのキスにときめいた。「三脚を挟んでいる構図がすごく美しくて!試しに助監督と照明さんのおじ様二人でそのシーンをやってみた時にも、すごく美しかったんです(笑)。これはバッチリのシーンになると思いました」。

さらにmiwaは「監督がすごくこだわっていた」と続ける。「図書館でのキスシーンは色々な映画で描かれていますけれど、どの作品よりも一番インパクトのある美しいシーンに仕上げたいとおっしゃっていました。図書館選びからすごくこだわって、海外の図書館のような場所を探していました」。

二人の繊細な表情もアップでじっくりと映し出しており、彼らの心模様が丁寧に描き出されるが、表情や会話など、彼らのアドリブとして出てきたものも多く採用されているのだとか。坂口は月川監督から「坂口くんは、カットをかけたくないんだよ」とうれしい言葉をかけられたと言う。「もうセリフを話し終わっているのに、カットがかからないことがよくあって。なんでかな?と思っていたんですが、撮影が終わった後に監督が『坂口くんはカットをかけないでいると、何か出てきてくれる』と言っていただいて。すごくうれしかったです」。

miwaは「私も『セリフが終わったのに、カットがかからないな』と思っていました。私はあまり演技経験がないので、『こういう時どうするの?』という目で坂口くんを見ているしかなくて(笑)。坂口くんがどんどん話し続けてくれたので、それに私は付いていきました」と坂口のリードで芝居を続けた。

台本にない芝居を続けることとなったが、「それがめちゃくちゃキュンキュンきたんです!台本にないセリフを坂口くんが言うので、心の準備ができていないですからどうしようって。葵海が、『私が留学しちゃったらさみしい?』と聞くシーンがあるんですが、陸は『さみしくない』と答えるのが台本までのセリフ。でもカットがかからないので、坂口くんは『俺も行こうかな』と言い出したんです。もうびっくりして、私は素で驚いていました」と予測不能な坂口のセリフに、大いに驚かされたと言う。

miwaが「あのシーン、すごく好きなんです。陸がすごくかわいい」と絶賛すると、坂口も「確かにねぇ。あの陸はかわいいな」と自画自賛。その場の空気を吸い込んで、葵海と陸として台本を超えた演技にトライした二人。インタビュー中も笑顔が絶えず、温かなオーラを放つ彼らは息もぴったりだ。【取材・文/成田おり枝】

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