作品賞
Best Picture
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『君の名前で僕を呼んで』
17年1月末のアメリカ・サンダンス映画祭でプレミア上映、2月のベルリン国際映画祭で正式上映された。イタリア、フランス、ブラジル、アメリカの合作で、『ミラノ、愛に生きる』のルカ・グァダニーノ監督による青春映画。北米配給はソニー・ピクチャーズ・クラシック。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門では作品賞、主演男優賞、助演男優賞の3部門で候補に。
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『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
プレミア上映は17年9月のトロント国際映画祭。ワーキング・タイトル・フィルムズが製作したイギリス映画。ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門作品賞に輝いた『つぐない』のジョー・ライト監督が、ゲイリー・オールドマンを主演に迎えて、英国首相に就任したばかりのウィストン・チャーチルを描いた伝記映画。北米配給はフォーカス・フィーチャーズ。
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『ダンケルク』
シンコピー・フィルムズ製作、『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の第二次世界大戦におけるダンケルクの戦いを描いた戦争映画。北米配給はワーナー・ブラザース。17年7月中旬にロンドンでプレミア上映され、7月末よりIMAX & 70mm & 35mmで北米公開された。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門でもノミネート。
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『ゲット・アウト』
『インシディアス』、『ザ・ギフト』、『ヴィジット』などで知られるジェイソン・ブラムが制作を担当。コメディアンのジョーダン・ピールが初監督を務めた、黒人差別をテーマにしたアメリカ製作のユーモアあふれるホラー映画。北米配給ユニバーサル・ピクチャーズ。ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門にノミネートされた。
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『レディ・バード』
アメリカの女優・映画監督・脚本家、『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグが監督・脚本、シアーシャ・ローナン主演の青春映画。17年7月、A24が本作の全世界配給権を購入した。9月上旬のテルライド映画祭(カリフォルニア州)でプレミア上映、トロント国際映画祭で特別上映された。北米以外の配給権はフォーカス・フィーチャーズ。ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門に輝いた。
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『ファントム・スレッド』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイス主演、ポール・トーマス・アンダーソン監督のアンナプルナ・ピクチャーズ製作で、1950年代のファッション業界を描く伝記映画。北米配給はフォーカス・フィーチャーズ。17年12月末に北米公開され、ゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門主演男優賞にノミネートされた。
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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
北米配給は20世紀フォックス。ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」に関するワシントン・ポストの内情を映画化した社会派ドラマ。監督をスティーヴン・スピルバーグ、主演をトム・ハンクスとメリル・ストリープが務めた。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞にノミネート。
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『シェイプ・オブ・ウォーター』
ブル・プロダクションズ製作、『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ監督の『大アマゾンの半魚人』タイプの恋愛ドラマ。17年8月、ヴェネチア国際映画祭に出品され最高賞である金獅子賞受賞。北米配給はフォックス・サーチライト・ピクチャーズ。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で作品賞ほか5部門にノミネートされ、監督賞を受賞。
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『スリー・ビルボード』
フィルム4・プロダクションズ、フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、ブループリント・ピクチャーズ、カッティング・エッジ・グループが製作したドラマ作品。ヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞、トロント国際映画祭では最高賞の観客賞を受賞した。北米配給はフォックス・サーチライト・ピクチャーズ。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門作品賞と全米俳優組合賞キャスト賞を受賞している。