ジョージア
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ジョージア

1996年11月16日公開
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対照的な性格の歌手姉妹の葛藤を描いたドラマ。「ルームメイト」「ミセス・パーカー ~ジャズエイジの華~」などの個性派女優ジェニファー・ジェイソン・リーが、実母で「ソルジャー・ブルー」などの脚本家バーバラ・ターナーを起用し、自ら製作もつとめ、迫力ある歌を聞かせる。監督は「ストレート・タイム」のウール・グロスバード。製作はリーとグロスバード、ターナーの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「バートン・フィンク」のベン・バレンホルツ。撮影は「裏切」のジャン・キーサー。音楽プロデュースはスティーヴン・ソレスで、全編シアトルでロケされた点をいかして、近年アメリカ音楽シーンの中心として話題の同地の活況を伝える選曲がなされている。美術はレスター・コーエン、編集はエリザベス・クリング、衣裳はキャロル・オディッツ。共演はシンガーソングライターでもある「8月のメモワール」のメア・ウィニンガム、「羊たちの沈黙」のテッド・レヴィンほか。

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ストーリー

シアトル。セイディ(ジェニファー・ジェイソン・リー)はしがないドサ回りの歌手。お気に入りの歌手のカヴァーでステージに立つが、酔っているか、バンドの男にしなだれかかっているかとひどい状態が続いていた。一方、彼女の憧れの姉ジョージア(メア・ウィニンガム)は透んだ声が魅力の人気カントリー・シンガー。スタジアムで満場の客を集め、家族にも恵まれていた。セイディはパーティに押しかけるが、パンク風ないでたちの彼女は浮き上がるだけ。ジョージアは身持ちの悪い妹を心配し、家庭にも連れ帰るが、どうしても彼女を理解できず、いらだちはつのるばかり。そんな彼女を夫ジェイク(テッド・レヴィン)はなぐさめる。セイディの前に大ファンを名乗る青年アクセル(マックス・パーリッチ)が現れた。いつも客席で彼女を見守るアクセル。セイディは彼と結婚を決めて、ジョージアに真っ先に報告。結婚式のパーティでジョージアは彼女の頼みでしびしぶ飛び入りゲストとして歌を歌った。ジェイクの計らいで、姉妹競演が実現した。観客は魂こめて歌う彼女にも冷ややかだが、セイディは尊敬する姉と共演できただけで幸せだった。だが、セイディは麻薬と酒が原因でバンドをクビになり、アクセルも去った。ひとりになった彼女は集中治療室で治療を受けた。支えてくれたのは、姉のジョージアだった。ようやく病から立ち直ったセイディは、またドサ回りの歌手として、安酒場のステージに上がった。

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作品データ

原題
Georgia
製作年
1995年
製作国
アメリカ フランス
配給
松竹富士
初公開日
1996年11月16日
製作会社
ミラマックス・フィルムズ=CIBY2000


[c]キネマ旬報社