ウイルスによって人類が狂暴化し、人間でなくなった世界とは?『28年後...』6月20日に日米同時公開
人間の脳を破壊し、凶暴化させるウイルスによる恐怖を描いた『28日後...』(02)と『28週後...』(07)。これに続くシリーズ最新作『28年後...』の公開日が6月20日(金)に決定。場面写真、日本版特報が解禁となった。
シリーズ1作目『28日後...』で、超自然的な生き返った死体=ゾンビではなく、ウイルスに感染して凶暴化した“生きる人間”たちの物語を描こうとした、アカデミー賞受賞監督のダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネートの脚本家、アレックス・ガーランドが本作で再タッグ。徹底したリアリティと緊張感、臨場感を追求し、未曾有のパンデミックによって崩壊した文明、感染者が人間性を無くし、人間ではないものに変わり果てた“28年後”の恐ろしい世界を舞台にしたサバイバルが展開される。
このたび解禁された場面写真は3点。感染を逃れた人間たちが武器を片手に、なにかから必死で逃げ惑う様子を捉えたカット、山詰みにされた人間の頭蓋骨を前に、顔も体も汚れまみれの男性の姿を切り取ったもの。さらに、あばら骨が浮き出るほど痩せこけた感染者(とみられる)の衝撃カットとなっている。
キャスト陣には、『クレイヴン・ザ・ハンター』(24)のアーロン・テイラー=ジョンソン、「ハリー・ポッター」シリーズのレイフ・ファインズ、『最後の決闘裁判』(21)のジョディ・カマーといった豪華な顔ぶれが並ぶ。ボイルとガーランドがプロデューサーとしても名を連ねているほか、『28日後...』で主人公を演じ、『オッペンハイマー』(23)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加している。
ウイルスが蔓延した世界的パンデミックの28年後を描く『28年後...』。はたして、それは世界的パンデミックを経験した人類に向けられた黙示録なのか?その答えを劇場で確かめてほしい。
文/平尾嘉浩