カディーム・ハーディソン
Judge
60年代アメリカで、黒人が自衛のために結成した“ブラック・パンサー党”をめぐる実録ドラマ。監督は「ニュー・ジャック・シティ」のマリオ・ヴァン・ピーブルス。脚本は彼の実父で、「スウィート・スウィートバック」などの、“ブラック・ムービーの代表的存在、メルヴィン・ヴァン・ピーブルス。父子の本格的な共同作業は本作が初めてで、二人は特別出演もしている。製作は父子とプレストン・ホームズ、エグゼクティヴ・プロデューサーはエリック・フェルナー、ティム・ビーヴァン、撮影はエディ・ペイ。音楽は「ニュー・ジャック・シティ」でマリオと組んだ、「ハイヤー・ラーニング」のスタンリー・クラーク。音楽監修はラリー・ロビンソンで、ジョージ・クリントンはじめ、有名黒人アーティストが多数参加したのも話題に。美術はリチャード・フーヴァー、編集はアール・ワトソンがそれぞれ担当。出演は「勇気あるもの」のカディーム・ハーディソン、「ポケットいっぱいの涙」のタイリン・ターナー、「コンゴ」のジョー・ドン・ベイカーほか。
60年代後半。サンフランシスコはオークランドの黒人居住区。白人中心の社会のもと、政治家は警察支配を強化するだけで、当地にはまともに信号もつくらない差別的な態度で臨んでいた。そんな状況下、“ブラックパンサー党”なる組織が結成された。ベトナム戦争に従軍し、傷病兵として退役した学生のジャッジ(カディーム・ハーディソン)は、友人でパンサー党の若きカリスマ・リーダー、ヒューイ・ニュートン(マーカス・チョン)が警察と対峙する場を目撃。感動した彼は入党を決意、友人のサイ(タイリン・ターナー)らと地域の浄化を目標に、困難な仕事に取り組み始めた。ヒューイはそんな彼に二重スパイの任務を課すが、ヒューイを目の敵にするタイロンから疑いをかけられる。ばかりか、警察からもつきまとわれ、パンサー抹殺のための情報提供を迫られる。友人のサイが死んでしばらく後、ジャッジは地元の暴力団のボス、タイナンが用意した麻薬で、黒人居住区を麻薬漬けにしようという恐るべき陰謀を知る。リーダーのヒューイは警官殺しの罪を着せられ逮捕された後、ジャッジは陰謀の黒幕がFBI長官にまでつながる事実を知り、戦慄する。なすすべないジャッジは反目していたタイロンの協力を得て、問題の麻薬の処分に乗り出し、成功するが、根本問題がそれで解決したわけではなかった。ジャッジらの奮闘はその後も続き、“ブラックパンサー党”の戦いは今も終わっていない。
Judge
Tyrone
Brimmer
Bobby Seale
Cy
Huey Newton
Eldridge Cleaver
Alma
Rodgers
Rita
Drinker No.1
Pruitt
Tyran
Hoover
Dorsett
Reverrend Slocum
特別出演
監督、製作
脚本、製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
音楽監修
字幕
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