楽し我が道:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
楽し我が道
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楽し我が道

1949年8月公開
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「我が道を往く」と同じくビング・クロスビーとバリー・フィッシェランドが再び顔合せして主演する映画で、「我が道を往く」の脚色者フランク・バトラーが書き下し「恋文騒動」のアーサー・シークマンがN・リチャード・ナッシュと協力脚色、シークマンが脚色し「三角の月」「彼女は僕を愛さない」のエリオット・ニュージェントが監督し、「我が道を往く」「アラスカ珍道中」のライオネル・リンドンが撮影を監督した1947年作品。「恋文騒動」「我輩は名剣士」のジョーン・コールフィールド、新スターのワンダ・ヘンドリックス「南米珍道中」のフランク・フェイレン「卵と私」のパーシー・キルブライド「再会(1944)」のエリザベス・パターソン、ロバート・シェイン、ラリイ・ヤング等が助演している。なお例によってジョニー・バーク作詞、ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン作曲の歌4曲が歌われる。

ストーリー

メイン州フォールブリッジの村医マックロリイは35年ぶりに休暇をとる。休暇中はジム・ビアスンという若い医師が任務を果たすことになる。実は頑固な老医を村民はお払い箱にしたのであるが、人の好い御当人は休暇を取ったつもりなのだ。お互いに知らぬ2人の医師は汽車に偶然同車し、フォールブリッジに着くまでに、マックロリイは相手の若者をキザな失敬な奴だと思い込んでいまう。ところがジム・ビアスンと名乗って現われたのがこの男なので、老医は契約を破りたいと思ったが、代わりを捜すまで1週間だけ居てくれと頼む。ところが老医は急性盲腸炎にかかり、ジムは村の学校の先生トルーディ・メイスンをにわか仕立ての看護婦として手術をする。この手術で命を救われたことを知った老医はジムに対する偏見をガラリと棄て、フォールブリッジにいつまでもいてもらおうと計画する。その手段として老医はジムとトルーディを婚約させようとするが、彼女は楽屋で商業会議所長のローイ・チェズリーと婚約しているのである。チェズリーはジェンクスという若い医師を連れて来て、対立的に開業させる。そして村立病院の委員会にマックロリイは新時代の医師としては老いぼれすぎると宣伝し、マックロリイとジェンクスとのテストが行われる。結果、若いジェンクスが勝ったが、折しも学校で不思議な流行病がはやり出す。ジェンクスは犠牲の激しい脳炎と診断したので、村民は大恐怖に襲われる。ところがマックロリイ老医は、生意気な生徒達がシガーを吸ったために起こった頭痛であると発表する。ジェンクスを放遂し、マックロリイを新築のフォールブリッジ村立病院長に推薦する。それは老医マックロリイの念願であったので、大ニコニコでジム・ビアンスにフォールブリッジに止まるように頼んだ。彼がジムとトルーディとの結ぶの神の役を引き受けたことはいうまでもなかろう。ジムは美しい妻を得て、お人好しのマックロリイを助けて、日ごろの放浪癖もなおり、得意の歌を朗らかに歌うのであった。

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作品データ

原題
Welcome Stranger
製作年
1947年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年8月
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社