永遠の処女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
永遠の処女
永遠の処女
-

永遠の処女

1947年3月公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

原作は英国の作家マーガレット・ケネディの小説。「トレスパッサー」「悪魔の日曜日」「月世界征服(1931)」「晩春」「グランド・ホテル」等のエドモンド・グールディングの監督作品。「レベッカ」「断崖」のジョーン・フォンテーンと「征服」「肉体と幻想」「運命の饗宴」等のシャルル・ボワイエが主演し、助演には「アメリカ交響楽」の新人アレクシス・スミス、「キングス・ロウ」のチャールズ・コバーンその他ピーター・ローレ、ディム・メイ・ホイッティ、ジーン・ミューアらが出ている。1943年度作品。

ストーリー

作曲家リュイスは気分を変えるためにスイス山中のサンガー家を訪れた。サンガー家にはケイト、トニー、テッサ、ポーラの四人姉妹がいたが、下の二人を除いて各々母親が違っていた。テッサはリュイスを恋していたが、彼はその秘かな思慕には気がつかなかった。サンガーの突然の死後、テッサとポーラはロンドンの伯父に引き取られることになったが、二人を連れにきた伯父の娘フローレンスの新鮮な魅力はリュイスの心をひきつけ短い滞在の間に二人は結婚するまでになった。テッサは生来心臓が悪かったが、このことを知って驚きとかなしみのために倒れた。半年の月日が流れ、リュイスはフローレンスと結婚しロンドンに居を構え、テッサとポーラは女学校の寄宿舎に入っていた。リュイスは妻が虚飾の多い社交界へ引っ張り出そうとするのにたえられず、何時しか二人の間には溝が出来ていた。束縛の多い学校生活から逃れてきたテッサとポーラは、いまのリュイスにとって新鮮な空気のような存在だった。彼はテッサの助けを得て交響詩『明日』の作曲を完成した。その発表演奏会の日、リュイスとフローレンスの仲を直そうとしたテッサの心づくしは、かえってフローレンスの誤解と怒りを買った。テッサが前から自分を愛していることを知ったリュイスは、自分でも気付かなかった彼女への愛情がにわかにわき、共に家を出ようといったが、テッサはひそかに彼の許を去ろうと決心していたので、それを拒んだ。一同が演奏会場へ行ったあとで彼女が家を出ようとしたとき、交響詩『明日』の放送が流れてきた。彼女は吸いよせられたようにその曲に聴き入った。その曲にはリュイスとの想い出の数々がひめられていた。強い感激が彼女の胸をしめつけた。テッサは崩れるように倒れた。演奏会から急いで帰ったリュイスを待っていたのは既に生命のないテッサの姿だった。彼はテッサの肩を固く抱擁した。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Constant Nymph
製作年
1943年
製作国
アメリカ
配給
セントラル映画社
初公開日
1947年3月
製作会社
ワーナー・ブラザース映画作品


[c]キネマ旬報社