英雄時代(1926):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
英雄時代(1926)
英雄時代(1926)
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英雄時代(1926)

1926年公開
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「知られぬ人」「三人」等と同じくロン・チャニー氏が主演する映画で、イー・リチャード・スケイアー氏の書卸したシナリオより「奔流千里」のジョージ・ヒル氏が監督したものである。チャニー氏を助けて「剣侠時代」のエリナー・ボードマン嬢、「滑れケリー」のウリィリアム・ヘインズ氏、「ソレルとその子」のカーメル・マイアース嬢、等が重要な役を演ずるほか「十字路の女」のワーナー・オーランド氏、エディ・グリッボン氏、ミッチェル・ルヰス氏、等も出演している。

ストーリー

スキートは入営したくはなかったが、ティア・ファナに行くのに政府の輸送列車でサンディエゴまでただ乗りする関係から、タッカー将軍に入営する振りを見せた。将軍はこれを信じオハラ軍曹にその旨を含くませて置いたが、いよいよサンディエゴの陸戦隊本部に向かう際、スキートは軍曹をまいて逃走する。が、数日後、無一文になったスキートは空腹に堪えやらず軍隊に舞い戻って来た。軍曹はここで彼を厳格に訓練し立派な兵士に仕立て上げようとしたがスキートの横着なのには軍曹も手を焼いた。時にこの隊に勤務している看護婦にノーマという綺麗な娘がいた。笑ったことのないと言われている軍曹でさえ、彼女の前では笑を浮べるくらいに、彼女は美しかった。スキートはもちろんのこと、このノーマに参ってしまった。彼は持前の悪戯とずうずうしさとで彼女に近づき、遂には彼女の休日を狙い、自動車に彼女を乗せて遊びに行き、その帰途自動車が転覆して、帰営時間に遅れ、営倉に入れられるようになったこともあった。粗野ではあるが無邪気なスキートにノーマは好意を寄せたが、スキートの方では彼女の真意を測りかねていた。陸戦隊が遠征してフィリピン群島のある村に勤務中、スキートはその島の女ザヤに付き纏われたが、女の意志に添わなかったので、ここに紛擾が起り、女の煽動から原住民が襲来し、危険に瀕した。しかし軍曹の応援は彼らを駆遂した。軍曹は彼の行動を怒り彼に鉄拳の制裁を加えた。次で陸戦隊を乗せた軍艦が上海に錠を下した時、スキートはノーマに再び合ったがフィリピンに於けるザヤとの出来事は2人の間に影を投げていた。ノーマは中国内地に種痘のため上陸していたが、この土地に戦争が起ったので、陸戦隊が派遣せられることになった。禁固に処せられていたスキートも軍曹の計らいで戦に加わることになった。ノーマのことから軍曹を憎んでいた彼も初めてこの時己れの非を悟り、軍曹に感謝した。任務終って除隊の日が来た時スキートは軍曹に彼と共同で事業をすることを奨めたが、軍隊を生涯の地と定めた軍曹はそれを断った。スキートとノーマの相抱く頃、軍曹はノーマへの秘めたる恋の悩みを新入営の兵士たちの教練に紛らわしていた。彼の眼には人知れぬ涙があった。

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作品データ

原題
Tell It to the Marines
製作年
1926年
製作国
アメリカ
初公開日
1926年
製作会社
エム・ジー・エム映画


[c]キネマ旬報社