悪魔が最後にやって来る!:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悪魔が最後にやって来る!
悪魔が最後にやって来る!
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悪魔が最後にやって来る!

1979年9月15日公開
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サハラ砂漠に巨大な原子力発電所を建設するという計画をめぐって起こる科学では考えられない悪魔と人間との対決を描く。製作はエドモンド・アマティ、監督はアルベルト・デ・マルティーノ、脚本はセルジオ・ドナーティとアルベルト・デ・マルティーノとマイケル・ロブソン、撮影はエンリコ・メンツァー、音楽はエンニオ・モリコーネが各々担当。出演はカーク・ダグラス、サイモン・ウォード、アゴスティーナ・ベリ、アンソニー・クェイル、ヴァージニア・マッケナ、アレクサンダー・ノックス、ロモロ・ヴァッリなど。

ストーリー

ケイン(カーク・ダグラス)は、アメリカ人だが、イギリス人の妻エバ(ヴァージニア・マッケナ)の一族によって創設された国際的スケールを誇る建設会社を、その強固な意志力で今や完全に牛耳っていた。彼は、サハラ砂漠に巨大な原子力発電所を建設するという計画をもっていたが、その7つの角を広げる怪物のような形の発電所建設には、第3世界の人々からの反発も強かった。中でも、若い女性ジャーナリストのサラ(アゴスティーナ・ベリ)は、熱心にケインに計画を中止するように発言した。砂漠の洞窟に刻み残されている古い文字が、聖書の黙示録に書かれた予言の真実性を裏づけているというのだ。いつの日か、反キリスト者たちによってあやつられる7つの頭の怪獣が人類を火の中で滅ぼすという予言だ。しかし、ケインはそんな言葉には耳もかさず、息子のエンジェル(サイモン・ウォード)と共に、計画実行をおし進めていった。そんなある日、妻エバが死んだ。その悲しみからようやく立ち直った後に、やがてサラとの愛が芽生え、彼女は子供を身ごもった。狂喜するケインだったが、ある有能な科学者グリフィス(アンソニー・クェイル)が、最も進歩した技術で診断した結果、誕生する子供は、生まれながらにして反キリスト者であろうと結論を下した。そしてそのすぐ後、グリフィスが不慮の事故で死んだ。相次く不祥事にようやく予言に耳を傾けようという気持になったケインは、反キリスト者は地球上から絶滅せねばならぬという教会側の意見に従い、サラに流産を迫った。サラの苦悩の最中、ケインは、信頼していたエンジェルの正体が反キリスト者であることを知った。ケインの信念は変わり、発電所建設中止を実行しようとするが、その時はすでに遅く、地球を火の海の中に絶滅させるための発電所を作り上げようとエンジェルは巧みに工作し、ケインを精神病院に閉じこめてしまった。エンジェルこそ、悪魔の仮の姿だったのだ。人類の滅亡を防ごうと、かくて、ケインの精神病院脱出が試みられた。彼は、それに成功すると、エンジェルが、原子力発電所建設を実行している事務所のあるビルに向かった。鞄には、それを破壊するための爆薬が入っている。彼はその鞄をもってビルの中に入った。ビルが大爆音をたててくずれ落ち、すべては未然に終わるのだった。

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作品データ

原題
Holocaust 2000
製作年
1977年
製作国
イタリア イギリス
配給
ワーナー・ブラザース
初公開日
1979年9月15日
製作会社
エンバシー・プロ=アストン・フィルム


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