ジョーメ・ベルナデ
Joemet
年中祭りを行っている騒々たる世界に送り込まれた青年の姿をコミカルに描くスペインの演劇集団“コメディアンツ”によるパフォーマンスとパントマイムの世界。エグゼキュティヴ・プロデューサーはリカルド・フィゲレス、製作はモデスト・ペレス、監督はカルレス・ミラ、脚本・音楽・美術・衣装はコメディアンツ、共同脚本はトマス・プラデヴァルが担当。出演はジョーメ・ベルナデ、ほかコメディアンツのメンバー。
ある日、ドライブをしている青年ジョーメット(ジョーメ・ベルナデ)は、突然妙な背の低い男に助けを求められた。ところが彼は男の巧妙な誘いで気球に乗り込み、いつの間にか別世界へ。彼がたどりついたのは、お祝いとお祭りで終始ごった返している騒々しい町。訳の分からぬまま、彼は町の王様に仕立てあげられ、戴冠式に出席する。周囲の人々に乗せられ、すっかり王様の気分になったジョーメットは、そんな時美しい仮面をつけたレディに一目惚れするが、王の権力を利用しても彼女の心はつかめなかった。一年がたち、町人は王様を死に送る祝祭の準備で活気づいていた。驚くジョーメットであるが、それでも未だに、あの仮面のレディを想い浮かべていた。そんな彼のもとに、小人の老婆が尋ねてくる。実は彼女こそがあのレディであったのだ。夢と現実の区別のつかなくなったジョーメットは、彼女によって人間の歴史を皮肉った舞台喜劇を見せられる。訳の分からなくなった彼は、現実に戻った時、町の大騒ぎに加わり、自ら炎の中ヘ突っ込んでゆくのだった。
監督
脚本、音楽、美術、衣装デザイン
脚本
製作
製作総指揮
撮影
編集
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