なまいきシャルロット:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
なまいきシャルロット
なまいきシャルロット
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なまいきシャルロット

1989年4月29日公開
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夏のヴァカンスを背景に思春期を迎えた13歳の少女の揺れ動くきらめくような感性の世界を描く。製作はマリー・ロール・リール、監督・脚本は「死への逃避行」のクロード・ミレール、共同脚本はリュック・ベロー、ベルナール・ストラ、アニー・ミレール、撮影はドミニク・シャピュイが担当。出演は「シャルロット・フォー・エヴァー」のシャルロット・ゲンズブール、ベルナデット・ラフォン、ジャン・クロード・ブリアリほか。

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ストーリー

夏のヴァカンスにわく7月のパリ。明日から夏休みというその日、シャルロット(シャルロット・ゲンズブール)は水泳の飛び込みに失敗し、足を切って教室に戻る途中、音楽室から聞こえるピアノのメロディーに思わずのぞき込んでしまう。そこでTV中継されていた彼女と同じ13歳の天才ピアニスト、クララ・ボーマン(クロチルド・ボードン)の美しさに彼女の胸は奇妙に高まる。最近何もかもうまくゆかず、イラついているシャルロット。夏休みになり、彼女は設備装飾業を営む父(ラウール・ビルレー)の使いで、彼女を姉のように慕う隣に住む病気がちの少女ルル(ジュリー・グレン)とともに工場へ行くが、その途中二人はコンサートのためにこの地を訪れたクララとマネージャーのサム(ジャン・クロード・ブリアリ)に道を尋ねられ、シャルロットの胸は何かが起こりそうな予感でときめいた。工場に勤める船乗りの青年ジャン(ジャン・フィリップ・エコフェ)に好意を抱いたシャルロットは、翌日クララのピアノのイスを届けにいく彼に同行し、その別世界の様子にすっかり魅了される。おまけにクララから付き人になってほしいと言われシャルロットは有頂天になるが、亡くなった母代わりのメイド、レオーヌ(ベルナデット・ラフォン)とルルの反応は冷ややかで、レオーヌは叶わぬ夢を見ているだけ、と彼女を諭す。そして明日マルセイユに発つというジャンに誘われ彼の部屋を訪ねたシャルロットは、突然ベットに押し倒され驚きと恐怖からガラスの地球儀を彼にふりおろし、部屋を飛び出すのだった。待ちに待ったクララのコンサートの日、しかし演奏の最中ルルがシャルロットに彼女と一緒に行かないで、と叫び会場を追い出される。それはルルのシャルロットへの精一杯の愛情表現だったが、彼女は激しい怒りをぶちまける。コンサートは終り、ファンに囲まれたクララは去って行った。彼女からの手紙をシャルロットに差し出すサム。そこへ目に涙をためながら全速力で駆け寄るルルが鼻血を出して倒れた。その時、シャルロットの心ではじける何かがあった。彼女は胸一杯に広がる優しさを抱きしめながら、ルルに向かって歩き始める……。

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作品データ

原題
L'Effrontee
製作年
1985年
製作国
フランス スイス
配給
シネ・ロッポニカ
初公開日
1989年4月29日
製作会社
オリアーヌ・プロ=フィルムA2=テレマ=マンティオン・フィルム


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