砂丘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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砂丘
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1970年4月25日公開、社会派
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不毛の景観の中での、アメリカの二人の青年男女が交す愛のかたちをとらえつつ、そこに現代アメリカの断層をみつめた作品。製作はイタリアの大御所カルロ・ポンティ、監督は「欲望」以来三年振りのミケランジェロ・アントニオーニ。アントニオーニのオリジナル・ストーリーを、彼自身と、サム・シェパード、フレッド・ガードナー、トニーノ・グエッラ、クレア・ペプローらが脚色。撮影は「紅ばらがひらく夜」のアルフィオ・コンティーニ、音楽はイギリスの前衛的ロック・グループであるピンク・フロイド、装置は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョージ・ネルソン、美術はディーン・タブラリスがそれぞれ担当。出演はアントニオーニのイメージで募集された二人の新人、マーク・フレチェットとダリア・ハルプリン、ほかに、「アフリカ大空輸」のロッド・テイラー、ポール・フィックス、G・D・スプラドリング、ビル・ギャラウェイ、キャスリーン・クリーバーなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

学園紛争のただ中にある、南カリフォルニアのある大学。マーク(M・フレチェット)は運動には熱心だが、孤独で一匹狼だった。ロサンゼルスの警察当局が武力鎮圧にふみ切ったと聞いた彼は、拳銃をもって、学校に駈けつけた。その騒動をよそに、ビジネスの世界には、あいもかわらず、金もうけに懸命の人々がいた。そんな中で砂丘開発会社にアルバイト秘書として働くダリア(D・ハルプリン)は、親しい弁護士アレン(R・テイラー)の仕事の同行をことわり、めい想のためと称し、“死の谷”に向った。そのころ血みどろの鎮圧をのがれたマークは、小型飛行機を略奪、ひとり砂漠地帯へ立った。不毛の景観が果てしなくつづく砂丘を、ひとり行くダリアを発見したマークは、飛行機で空中から彼女をからかった。だが、そのうちに意気投合した二人は“死の谷”の無限の背景の中で、自然のままの姿で、愛の交歓をした。やがてそれは無数の愛のイメージとして、砂丘に広がって行った。その後二人はパトロール中の警官の不審をかうが、ダリアのはからいで、その場をやりすごした。そして、このことから彼女はマークを、警官射殺事件の犯人だと疑うが、彼はそれをハッキリ否定するのだった。しばらく行動を共にした後、ダリアを残し、飛行機をかえすためひとり空港に向ったマークは、待ちかまえていた警官隊の銃火をあびて、倒れてしまった。そりニュースを車の中で聞いたダリアは、アレンの心配をよそに、何の制約もうけることのない真の自由世界である自分のイメージの世界へ入って行くのだった。そこでは、限りない現実破壊が、いかりと悲しみを通りすごした感情の中で、くりひろげられていた。

作品データ

原題
Zabriskie Point
製作年
1970年
製作国
イタリア
配給
MGM
製作会社
カルロ・ポンティ・プロ
ジャンル
社会派

[c]キネマ旬報社

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