ウィークエンド・ラブ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ウィークエンド・ラブ
ウィークエンド・ラブ
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ウィークエンド・ラブ

1974年3月16日公開、恋愛
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都会生活のサラリーマンにとって貴重な憩の時となるウィークエンド。ロンドンを舞台に、妻子ある中年男と離婚歴のある中年女のほろ苦い愛を描く。ロス・ハンターを社長とするブルート・プロの第一回作品。製作・脚本は「お熱い出来事」のメルヴィン・フランク、脚本はフランクとジャック・ローズ、撮影はオースティン・デンプスター、音楽はジョン・キャメロンが各々担当。出演はジョージ・シーガル、グレンダ・ジャクソン、ポール・ソルビン、ヒルデガード・ニール、セック・リンダー、K・カラン、マリー・バークレイ、ミシェル・エラウィンなど。

ストーリー

公園でのソフト・ボール、雨の日のタクシーの奪い合い……そんなことが縁で、スティーブ・ブラックバーン(G・シーガル)とビッキ・アレッシオ(G・ジャクソン)は知り合った。スティーブはアメリカ人、保険会社勤務、生活程度は中流の上、結婚十一年、ビッキは離婚を体験した子持ちの才女。お茶、昼食、そしてウィークエンドへと、二人の交際はエスカレートしていった。澄んだ空気、あたたかい風、おいしい料理があるところ、というビッキの望みでジブラルタルが見えるところへ……。その夜、「よかった?」ときくスティーブに、彼女はそっけない返事、彼にしてみれば大地が動かんばかりの感動なのに、彼女は「ベリー・ナイス」の一言でかたずけてしまう。口論はその日一日つづいた。怒ったスティーブは友人のウォルター(P・ソルビノ)に会いに出かけ、ビッキも昼間知り合ったアメリカ人の女と食事をする約束をする。港に近いレストラン。ビッキは自分がさそった女がウォルターの夫人であることを知り、しらけかえる。悪口雑言をブツけ合い、二人そろってホテルを飛びだす。一刻も早くロンドンへ帰りたい心境だ。が、空港へ駆けつけると飛行機は満席で、明日まで持たなければならない。しかし痴話喧嘩はたわいないもの。いざベッドを共にすれば先ほどの剣幕はどこへやら、だ。これで女房のグロリア(H・ネール)をだましたかいがあったというもの。本当のウィークエンドはこれからだ。ウォルターの親身の忠告も、スティーブには馬の耳に念仏。ビッキも恋する少女のように眼を輝かせ、ロンドンへ帰ってからの計画を話し出す。ディーン街にアパートを借り、逢いたいときに逢う。その場所以外では相手の私生活に一切干渉しない。それは、理想的な大人の愛のかたちになるはずだった。が、所詮は不自然な二重生活だった。決して悪意ではなかったが、些細ないきちがいが重なって、亀裂は次第に深まった。そんなとき、スティーブの脳裡によみがえるのは、マラガで会った友人のウォルターの忠告だった。「すぐ別れるのなら情事を楽しむがいい。もし、愛しているのなら別れるべきだ」。スティーブは決心した。アパートから夜のオフィスにとってかえすと、電報局を呼びだした。「トモダチガタダシカッタ」。電報を打ち終わると、東の空が赤味を帯びていた。また明日から女房と子供を相手に変化のない生活が始まるのだ、それが人生ならばしようがない。

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作品データ

原題
A Touch of Class
製作年
1973年
製作国
イギリス
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1974年3月16日
製作会社
ブルートプロ=アブコ・エンバシー
ジャンル
恋愛


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