水爆持逃げ道中:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
水爆持逃げ道中
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水爆持逃げ道中

1955年11月29日公開、コメディ
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水爆問題を皮肉った諷刺喜劇で、イタリア映画界からイギリスに移ったマリオ・ザンピが製作・監督し、脚本はジャック・デイヴィスとマイケル・パートウィーが共同担当している。撮影は「第三の男」のスタンリー・ペーヴィ、音楽はスタンリー・ブラック。主な出演者は「裸の島」のジョージ・コール、「白銀の嶺」のオスカー・ホモルカ、「鷲の谷」のナディア・グレイ、フレデリック・ヴァルク、など。英マリオ・ザンピ・プロダクション。

ストーリー

英国の科学研究所。休暇をとった衛生技師ジョージ(ジョージ・コール)が水洗装置設計図を入れた鞄をもって出ようとした時、同じような鞄に極秘の水爆設計図を入れて出てきた科学者のレイトン教授が心臓発作で倒れ、ジョージは介抱の際に鞄をとり違えてしまった。帰宅したジョージは自分の発明したポッツ式濾過装置の設計図をも前の鞄に入れて海岸へ保養に出かけたが各所を転々とし、さいごにジャーシーから漁船で英仏海峡を渡ってフランスに足を伸ばした。一方閣議ではジョージの設計図が水爆設計図とすり代って現われ行方不明のジョージを探してイギリス全土は大騒ぎになった。ジョージを見つけたソ連のスパイジーコフ(オスカー・ホモルカ)は彼を原子科学者と思い込み、ウォトカで酔いつぶした末モスコーに連れて行った。モスコーに着いたジョージは大歓迎を受け、クレムリンの招宴ではソ連の一流科学者に紹介された。ところが英国から来た新聞に自分が裏切者と出ているのをみて驚いたジョージは、ソ連の水爆設計図を自分の設計図と交換し、美人通訳タニア(ナディア・グレイ)のオーバーに隠したつもりが実はジーコフのオーバーで、何も知らぬジーコフはそれを着てベルリンに向った。正体のばれたジョージは逮捕され、設計図をタニアのオーバーに隠したと白状したが何も出てこず、尾行つきで釈放された。万策つきたジョージは直接スターリンに会いジーコフのオーバーから設計図をとり戻すことを条件にベルリンに出むいた。通訳のタニアも力をかして、ジョージはやっと設計図を発見したが国際平和会議代表の集会で追跡戦となり、ジョージは辛うじてイギリス地区に逃げこんだ。一緒についてきたタニアとジーコフは英官憲に捕えられたが、却ってこれを喜んでいるようだった。

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作品データ

原題
Top Secret
製作年
1953年
製作国
イギリス
配給
BCFC=コロムビア
初公開日
1955年11月29日
製作会社
マリオ・ザンピ・プロ
ジャンル
コメディ


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