潜水戦隊帰投せず:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
潜水戦隊帰投せず
潜水戦隊帰投せず
-

潜水戦隊帰投せず

1956年5月11日公開、戦争
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「若い恋人たち」のロビン・エストリッジがシナリオを執筆し監督はラルフ・トーマス。撮影は「ノーマンのデパート騒動」のアーネスト・スチュワード。主演は「情事の終り」のジョン・ミルズ、「熱砂の掟」のジョン・グレグソン、「暗黒大陸」のドナルド・シンデン、「豪族の砦」のジェームズ・ロバートソン・ジャスティス。

ストーリー

第二次世界大戦たけなわの頃、英国海軍首脳部は、連合艦隊に脅威を与えているドイツの巨大戦艦ティルピッツ号に頭を悩ましていた。フレエザー中佐(ジョン・ミルズ)は人間魚雷をもってすればティルピッツを撃破し得ると確信する。かくてフレエザー中佐は志願者を募ってこの作戦のために猛訓練を行った。潜水艇とまで呼べない程の小艇に、潜水服に身をかためた勇士が二人ずつ乗りこみ、海中から時限爆弾を敵艦にしかけようというのだ。訓練は終り出撃を待つばかりになったが、司令官のライダー提督は出撃許可をなかなか与えなかった。フレエザーはやむなく提督の乗りくんでいる旗艦に海中からひそかに模型爆弾をしかけさせた。この計画は見事成功、提督にフレエザーが面会している最中に、爆発音が起った。ついに提督も出撃許可を与えた。泥炭を運ぶ船の船腹に潜水艇をとりつけ、ノールウェイを目指してダフィ以下の勇士たちは出撃した。ところが出撃は失敗に終り、中立国のスウェーデンにたどりつき、英本国に送還された。基地に帰った彼等の前にX号と呼ばれる極小型潜水艇が待っている。三隻のX号はノールウェイの海岸近ぐまで潜水艦に引かれていくことになるそしてX1号はフレエザー中佐が自ら指揮をとり、X2号はダフィ、X3号はコーベットがそれぞれ指揮をとることになる。トロントハイム港が目と鼻の先に迫った時、三隻の潜望鏡には、目指すティルピッツの巨大な姿がとらえられた。三隻はティルピッツの真近まで迫るが、敵も不穏な形勢を察し、爆雷を投げこむ。X2号は敵船と接触して、航行不能となり、浮上すれば敵にみつかるので攻撃が完了するまで海底で待機する。X1号はティルピッツの真下にもぐりこみ時限爆弾をしかける。X3号も爆弾を海底にしかける。爆発まであと三十分、だが両艇とも爆雷攻撃のために機関が故障して母艦まで帰れない。フレエザーをはじめとする八名の勇士はやむなく浮上しドイツ軍に捕えられる。ティルピッツの艦長は何とか口を割らせようとするが、八名は頑強にこばみ通した。一瞬、轟然と爆発音が起り、ティルピッツは大混乱を呈しさしも巨大を誇る戦艦は傾き、航行不能の大打撃をこうむる。次の一瞬、再び大爆発が起った。それは海底で攻撃完了を待っていたX2号の壮烈な最期であったのである。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Above us the Waves
製作年
1955年
製作国
イギリス
配給
コロムビア
初公開日
1956年5月11日
製作会社
J・アーサー・ランク
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社