わが父わが子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
わが父わが子
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わが父わが子

1951年6月16日公開
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「神々の王国」のジュリアン・デュヴィヴィエが製作、監督した一九四〇年作品で、劇作家マルセル・アシャール、「女だけの都」のシャルル・スパークがデュヴィヴィエと協力脚色した。台詞はアシャル、撮影はデュヴィヴィエとつねにコンビのジュール・クリュージェ、音楽は「商船テナシチー」のジャン・ヴィーネの担当。「犯罪河岸」のルイ・ジューヴェ、「求婚」のレイミュ、「神々の王国」のシュジィ・プラン、「想い出の瞳」のミシェル・モルガンの他、ルシアン・ナット、ダニエル・アンダイユ、トミイ・ブウルデエル、ルネ・ジュナン、ルネエ・デュヴィレエルらが共演する。なお本作品は完成直後進駐した独軍によって没収され、唯一本残っていたプリントをデュヴィヴィエがアメリカに持参し再編集の上、シャルル・ボワイエの解説を付けて公開したものである。

ストーリー

一八七一年。パリ・モンマルトルの農家フロマン家では、同地を包囲したプロシャ軍を破るため、父ピエエル(L・ジュヴェ)がクレマンソオの義勇軍に従って出撃、後事をマルセイユに住む弟のジュウル(レイミュ)に託して戦死した。二十年後、長兄のフェリクス(L・ジュヴェ)はアフリカに赴いて死に、長姉エステル(S・プラン)は独身であったが、弟ベルナアル(L・ナット)は妻ガブリエル(R・デュヴィレエル)をめとった。双生児が生れ、彼らはすくすくと育ったが、アラン(J・メルカントン)は飛行機に志し、マリイ(M・モルガン)はモンマルトルの若い画家ロベエル(アリ・クリマル)と恋して、親の苦労は絶えなかった。やがて大戦が勃発、ロベエルとアランは直ちに応召、まだ独身のエステルは看護婦を志した。アランは戦死し、ロベエルは右腕を失って戦いは終り勲章を授けられたエステルにも、もはや患者からの便りが間遠になって来た頃、ある日彼女の許へ没落しはてたジュウル叔父が訪ねて来た。ベルナアル夫婦も、ロベエル・マリイ夫婦が新奇なデザインの店を開いて自分達から遠ざかって行くのを唯眺めるばかりであったが、彼らの希望は祖先以来の宿願を果して医学を専攻している孫のクリスチャンにあった。しかし一九三九年、フランスはまたもや戦いにまきこまれ、クリスチャンも新妻をあとに出征して行った。ドゴオル将軍の放送を聞くパリ市民達の中に、ノオトルダム寺院に祈りを捧げつづけるベルナアル夫妻の姿がみられた。

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作品データ

原題
Untel Pere et Fils
製作年
1940年
製作国
フランス
配給
東和商事
初公開日
1951年6月16日
製作会社
トランス・コンチナンタル


[c]キネマ旬報社