三十六時間(1949):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
三十六時間(1949)
三十六時間(1949)
-

三十六時間(1949)

1951年7月17日公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

ブリジット・ボランドの戯曲『コクピット』から彼女自身が脚色、「魔法の楽弓」のバーナード・ノウルズが監督した一九四九年作品で、製作はゴードン・ウェルズレー。音楽はジョン・グリーンウッド、撮影はジャック・アシャーの担当である。「魔法の楽弓」のデニス・プライス、「四重奏」のマイ・セッタリング、「夜霧の都」のリチャード・アッテンボローの他、シオバーン・マッケンナ、マクスウェル・リード、ウィリアム・ハートネルらが共演。

ストーリー

終戦直後、英軍大尉リドレイ(D・プライス)は、バアネス軍曹(W・ハアトネル)を助手として、ドイツのある劇場に集合した難民を監督することになった。難民達は戦時中コンセントレイション・キャンプで労働に従って来た連合国人の寄せ集めで、この劇場を中継所として懐しい故郷へ帰ることになっていた。その夜青年ヤン(R・アテンボロウ)と少女リリイ(マイ・セッタリング)は、乏しいコオフィを分け合って飲んだことから急に近ずき、人々の群がる客席や舞台から脱け出して、露台で一夜を過した。若いフランスの未亡人マリー(S・マッケナ)は、リドレイ大尉の居室に押しかけて、政治問題に気焔をあげるうち、次第に彼に好意を抱きはじめた。翌日、リドレイは到着した食糧を公平に分配したりして、忙しい一日を過ごした。ヤンとリリイの語らいは結婚話にまで進み、二人は劇場を逃亡しようと図ったが、それを発見したリドレイは、難民中の僧侶を立合わせて、三日目の朝舞台でささやかな結婚式をあげさせた。マリイは相かわらずリドレイの部屋に入りこんで、難民中の病人の処置などを相談していたが、それを対独協力者の密告と思いちがえてフランス人デュヴァル(K・ポンサン)は、彼女を待伏せして誤まってリリイを刺し殺した。彼女の遺骸を舞台の上に運んだリドレイは、全難民に向い、平和はお互いの信頼と友愛の上に来ることを説き諭すのであった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Lost People
製作年
1949年
製作国
イギリス
配給
英協=NCC
初公開日
1951年7月17日
製作会社
ゲインスボロウ


[c]キネマ旬報社