赤い百合:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
赤い百合
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赤い百合

1951年11月24日公開、100分
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「第七のヴェール」のシドニー・ボックスが製作した一九四七年度作品。ノラ・ロフツの原作小説から、ドロシー及びキャンベル・クリスティとジョフリー・カーが脚色、「三十六時間」のバーナード・ノウルズが監督した。撮影は「天国への階段」のジェフリー・アンスワース、「愛の物語」のルイス・レヴィが音楽監督を担当。主演は「愛の物語」のマーガレット・ロックウッド、「インディアン渓谷」のパトリシア・ロック、「三十六時間」のデニス・プライス。以下「ハムレット(1947)」のベイジル・シドニー、「ベデリア」のダーモット・ウォルシュ、エスマ・キャノンらが助演する。

ストーリー

一八三〇年。イングランドのモードレイヌに居を構えていたクリストファ・ハトン(D・プライス)は、賭に負けて、親代々の豪壮な邸宅をニック・ヘルマアにゆずり渡し、妻と息子のバアニィ(D・ウォルシュ)と共に近所の農家に移り住んだ。バアニイはニックの娘ディリス(P・ロック)と恋中であったが、或日村人にいじめられているジプシイとのハーフのジャシイ(M・ロックウッド)を助け、家で使うことにした。やがて二人の仲には恋が燃え上った。農夫であるジャシイの父は、待遇改善の要求を地主に出した時、酔ったニックに射たれた。この時ジャシイは数哩離れた場所にいたが父の変事を悟ってバアニイを驚かせた。彼女にはジプシイの母伝来の透視力があるのだった。ニックは妻が不実を働いていることを知って離縁し、娘のディリスを公立学校へ送った。一方ジャシイも、バアニイとの仲をおそれる彼の母のはからいで主家を追われ、偶然ディリスのいた学校で使われることになったが、ディリスが悪戯から放校になった時、共にモードレイヌのニック家へ帰って来た。ニックはジャシイをディリスの友人と思い恋したが、リンディという口の不自由な女中が彼女を護った。ディリスはバアニイと秘かな逢びきを重ねていたが、父のニックは彼女を同じ地主のスティヴンとめあわせたがった。或時二人の逢瀬が父にみつかり、反動的にディリスはスティヴンと結婚してしまった。ジャシイは、恋するバアニイの希望がモードレイヌの取戻しにあることを知ると、邸を貰うことを条件にニックの求愛をうけいれようとした。しかし彼女がニックを嫌っていることを見抜いたリンディはニックを毒殺した。透視力でニックの変事を知ったジャシィは、直ちにもモードレイヌに駆けつけたが、警察は彼女に嫌疑をかけた。しかし評決が下ろうとした瞬間、奇蹟的にリンディは口を開きニック殺害を自白して、ショックのため死んだ。ジャシイはバアニイにモードレイヌを返し、そして二人は新生活に入ることになった。

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作品データ

原題
Jassy
製作年
1947年
製作国
イギリス
配給
NCC
初公開日
1951年11月24日
上映時間
100分
製作会社
ゲインスボロウ


[c]キネマ旬報社