家なき児(1926):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
家なき児(1926)
家なき児(1926)
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家なき児(1926)

1926年公開
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エクトール・マロー作の有名な小説を映画化したもので、「隣の娘」を監督したジョルジュ・モンカ氏がモーリス・ケルール氏と共同で脚色並びに監督した連続映画で、輸入された分はそれを整理したフィーチュアである。主役は「二人孤児」出演のレスリー・ショウ君で、ドニーズ・ロリス夫人、「サラムボオ」出演のアンリ・ボーダン氏を始め、イムゾン氏、チャーレイ・ソヴ氏、マルシャル氏、マリー・アンジュ・フェリエル夫人等が共演している。無声。

ストーリー

英国の富裕な貴族ミリガン卿夫妻は毎夏フランスの別城に転地した。卿にはジェームスという弟があったが、卿が落馬して死去した時彼は財産横領を企らみ、兄夫婦の間に生まれた当歳の長男を無頼漢に盗ませてしまった。その児は捨てられパリから程遠いシャパノンに住むバルブレンという男が拾った。愛児を失ったミリガン夫人は悲嘆に沈んだが、亡き夫の忘れ形見が彼女の体内に宿っているのを知ると彼女は悲しみつつも心強かった。それはジェームスにとっては晴天の霹靂だった。かくて十二年の歳月は流れた。夫人は生まれた児をアーサーと名付けて愛育したが、とかくアーサーは病い勝ちだった。バルブレンに拾われた長男はレミーと呼ばれ彼の妻に慈しまれたが、バルブレンが足が不自由になるやレミーはヴィタリスという老旅芸人に売られた。レミーは三疋の犬と一疋の猿共々村から村へ漂白し歩き、ある時それとは知らずミルガン夫人の遊行船に呼ばれてアーサーを悦ばせた。寒い冬の嵐の夜、レミーはマッティヤという孤児や鉱夫長の娘リーズと知り合いになった。彼はマッティヤと共に旅をして得た金を土産にシャバノンのバルブレン夫人を訪れると、パリで自動車に轢殺されたバルブレンの遺書が来てレミーはロンドンに行った。そして、危うくジェームスの奸計に落ちようとしたが逃げ帰った。ミリガン夫人はバルブレン夫人を訪うてレミーがわが子であることを知った。かくてレミーはミリガン卿として幸福に生きた。

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作品データ

原題
Sans Famille
製作年
1926年
製作国
フランス
配給
ラテン映画社
初公開日
1926年
製作会社
G・P・C


[c]キネマ旬報社