イワン・モジューヒン
Mathia Pascal
アルバトロス社とシネグラフィック社とが合同で製作した特作品で原作はルイジ・ピランデルロ氏の同名の小説で「海の人」「エルドラドオ」「人でなしの女」等と同じくマルセル・レルビエ氏が脚色監督製作した。主役は「キイン」「火花する恋」等主演のイワン・モジューヒン氏で「海の人」「エルドラドオ」等出演のマルセル・プラドー嬢、「嘆きのピエロ」出演のロイス・モラン嬢、ジャン・エルヴェ氏、ミシェル・シモン氏、ジョルジュ・テロフ氏、フィリップ・エリア氏等が助演している。無声。
ストーリー
父の死後マティア・パスカルは母の愛に育まれて夢のような月日を送ったが、青年になった時はマルダニヤの奸策で一文無しになっていた。侘びしい生活をしている彼に友のポミノは恋人ロミルドに伝言を頼んだ。祭の夜彼はロミルドが自分に恋していることを知った。彼とロミルドの結婚生活は彼女の母の陰険さに楽しさを破られ勝ちだった。パスカルは優しい母と愛児とに死に別れ、悲嘆の極新しい世界を求めて旅に出てモンテ・カルロに遊び巨万の富を得て帰る路、汽車中で新聞紙が自分の死を報じているのを見て踵を返してローマに赴いた。ローマで処女アドリエンヌと会い恋を語る身となったが、自分の身柄の証明の為め故郷に帰ると妻のロミルドはポミノと再婚し既に一子を儲けていた。村人の驚きと怖れ、ロミルドの悔いと戦きを後に彼はアドリエンヌの居るローマに帰った。
キャスト
マルセル・プラドー
Romilde
ロイス・モラン
Adrienne Paleari
Solange Sicart
Olive Mesmi
Marthe Belot
Madame Pascal
ポーリーヌ・カルトン
Aunt Scholastique
Irma Perrot
La Caporale
Mme. Barsac
Widow Pescatore
ミシェル・シモン
Jerome Pomino
Isaure Douvane
Batta Maldagna
ピエール・バチェフ
Scipion Papino
ジョルジュ・テロフ
The Lovert of 12
フィリップ・エリア
L'Aide Assesseur
ジャン・エルヴェ
Chevalier Terence Papiano
スタッフ
監督、脚色
マルセル・レルビエ
原作
ルイジ・ピランデルロ
撮影
Alfred Guichard
撮影
ジャン・ロトルト
撮影
Ｆ・ブルガソフ
撮影
Berliet
美術
アルベルト・カヴァルカンティ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- FEU MATHIAS PASCAL
- 製作年
- 1925年
- 製作国
- フランス
- 配給
- 下山商会
- 初公開日
- 1925年
- 製作会社
- アルバトロス＝シネグラフィック
[c]キネマ旬報社
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