地下の怪盗:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地下の怪盗
地下の怪盗
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地下の怪盗

1935年公開
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俳優・作者・演出家のジャック・ハルバートが主演する映画で、自ら原案を樹て「海国の誉れ」を脚色したJ・O・C・オートン、「十三日の金曜日」の原作者の一人たるシドニー・ジリヤット、「夜霧の怪盗」の原作に協力したジェラルド・フェアリーが「ブルドック・ドラモンド」シリーズの作家H・C・マクニールの協意を得て脚色し「朱金昭」「海国の誉れ」のウォルター・フォードが監督したもの。助演は「奇傑パンチョ」のフェイ・レイ、「都会の雷鳴」のラルフ・リチャードソン、主役ハルバートの兄弟クロード・ハルバート、アソール・フレミング、「十三日の金曜日」のギブ・マクローリン等である。キャメラは「朱金昭」「夕暮れの歌」のミュッツ・グリーンバウムの担当である。

ストーリー

田舎で休養している名探偵ブルドッグ・ドラモンドの処へ、大英博物館の宝物をめぐって大事件が起こったから来援を頼むと電話が掛かって来た。ドラモンドは直ちに出発したが、それを知った怪賊の一味は自動車に仕掛をして転覆を計ったため、ドラモンドは降り坂で前方から来た車と衝突して負傷入院する。衝突の相手はクリケット選手ジャック・ペンニングトンだった。彼は事情を聞くとドラモンドの身代わりになって出掛けた。そして反狂乱の老人に会ったが警官がその老人を連れ去る。そこへ老人の孫娘アンが来て語る所によると、老人は宝石細工の名工で、兇悪な宝石泥棒モレル一味に脅迫され、首飾の模造を強いられ五日前から行方不明になっていると云う。先刻の警官は偽物だったのだ。ジャックは直ちに行動に移ったが、アンも一味に浚われる。その裡にジャックは老人の筆蹟から、悪漢の巣が地下の秘密建築の中にある事を知る。彼等は老人を脅迫して大英博物館にある首飾を模造させ、真物を取ろうとしているのである。ジャックは博物館に忍び込み、真物を隠して偽物を彼等に掴ませたが、彼等の気付く所となって激しい乱闘が起こる。其処へ警官隊が駆け付けたが、モレルは隙を見て電車の運転台に飛び乗り全速力で車を走らせる。同時に車内に躍り込んだジャックは、危うくモレルを倒して車を止め彼を警官に渡すと、直ちに引き返して老人を救い、怪事件は見事に彼の働きによって解決したが、アンが彼をドラモンドと思い込んでいるのがジャックには淋しかった。彼は何時しかアンを愛する様になっていたのである。しかしその次の朝、すべてを知ったアンは頬を赤らめながら、ジャックの傍に附き添っているのだった。

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作品データ

原題
Bulldog Jack
製作年
1935年
製作国
イギリス
配給
三映社
初公開日
1935年
製作会社
ウォルター・フォード


[c]キネマ旬報社