恋の芽生:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋の芽生
恋の芽生
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恋の芽生

1924年公開
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グランド・プロデュクシォン・シネマトグラフィック社の監督ガストン・ルーデェ氏が昨年度に製作したもので、氏自身書卸した人情物である。主役はかつて「恋のサルタン」に主演したフランス・デリア嬢が演じ、相手役は俳優としても監督としても才腕あるジョルジュ・ランヌ氏で、その他アンリエット・ドゥランノワ嬢及びレオンス・カルグ氏が重要な役を演ずる。無声。

ストーリー

小説家ザヴィエ・ルクウルは社交界の称賛を一身に集めている唄姫レオノラ・クレエルメズの芸術を讃美する余り、彼女を恋するに至った。レオノラも又ルクウルを慕ったが、彼女の先夫たるウラジミール・イゴール伯爵が両人の間に介在しているので、彼等は容易く結婚することは出来なかった。ある日ルクウルは路傍の小屋に養母に虐待を受けつつある一人の乙女を救い、彼が屋敷に引取って教育することにして名をミゼエルと付けて親切に世話をした。ルクウルとレオノラは公園で密語を囁いているところをイゴール伯爵に襲われた。ルクウルは痛手を受けたがミゼエルは夜の眼も寝ずに介抱に力を尽した。彼が快癒した時には失われたるレオノラを嘆くよりも純なる処女ミゼエルの愛を受くることをルクウルは悦んだのであった。

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作品データ

原題
L'eveil
製作年
1924年
製作国
フランス
配給
パテ
初公開日
1924年
製作会社
ジー・ビー・シー


[c]キネマ旬報社