折れた槍:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
折れた槍
折れた槍
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折れた槍

1954年11月19日公開、0分、西部劇
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「真紅の女」のソル・C・シーゲル製作の社会的西部劇。「大砂塵」のフィリップ・ヨーダンの脚本から「ケイン号の叛乱」のエドワード・ドミトリクが監督した。撮影は「地獄と高潮」のジョー・マクドナルド、音楽は「砂漠の鼠」のリー・ハーラインである。出演者は「花嫁の父」のスペンサー・トレイシー、「炎と剣」のロバート・ワグナー、「アパッチ(1954)」のジーン・ピータース、「悪の花園」のリチャード・ウィドマーク、「アロウヘッド」のカティ・フラドー、ヒュー・オブライエン、エドワード・フランツら。

ストーリー

1880年代。アメリカ南西部の大農場主マット・デヴェロオ(スペンサー・トレイシー)には、先妻との間に生まれたベン(リチャード・ウィドマーク)、マイク、デニーの3人の息子と、インディアンの娘だった今の妻(カティ・フラドー)との子ジョー(ロバート・ワグナー)の家族がいた。ある日、農場が家畜泥棒に荒らされた。デヴェロオはすぐベンとジョーをつれて牧童頭トゥー・ムーンズの案内で泥棒を追跡し、捕まえて見ると、意外にもそれは息子のマイクとデニーだった。月40ドルの手当ではやっていけないから盗んだうそぶくマイクに、デヴェロオは怒って2人を追放しようとした。その夜、農場では知事とその娘バーバラ(ジーン・ピータース)らを招いてパーティーが開かれ、ジョーとバーバラは親しくなった。そのとき、川上の銅精錬所から流れ出る鉱毒のためデヴェロオの家畜がバタバタと死ぬ事件が起き、デヴェロオは早速精錬所へ行って抗議したが相手にされず、そこへ急をきいたトゥー・ムーンズが部下を従えて応援に駆けつけ果ては、烈しい拳銃戦となった。デヴェロオ側は精錬所を破壊して引き揚げた。数日後、精錬所側はデヴェロオを告訴した。デヴェロオが知事に助力を求めると、知事はジョーを娘バーバラに近づけないことを条件に協力を約した。公判はデヴェロオ側に不利で、苦しい父の立場を察したジョーは自ら寃罪をきて入獄しなければならぬ結果となった。裁判後、デヴェロオは息子達に叛かれて卒中で病床につき、入獄したジョーも捨てばちになり訪れるバーバラにも冷くあたった。ベンはことごとく父に楯つき、マイク、デニーと語って農場の一部を精錬所に売り払おうとして出かけた。不自由な体で後を追ったデヴェロオは馬上で死んだ。父の埋葬の日、特に許されて葬式に参列したジョーは、インディアンの槍を逆さにベンの足許に突きさした。これは決闘を意味するインディアンの風習だった。出獄の日、母はジョーをなだめたが、ジョーは彼を追放しようとして失敗に終わったベンに狙われて危くなった。そのときトゥー・ムーンズがベンを撃ち、ジョーは救われた。やがてジョーとバーバラは結ばれ2人は晴ればれと槍を折って去っていった。

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作品データ

原題
Broken Lance
製作年
1954年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス[極東]会社
初公開日
1954年11月19日
上映時間
0分
製作会社
20世紀フォックス映画
ジャンル
西部劇


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