シュイ・ショウリー
秋芸
「青春万歳」で第8回タシケント映画祭優秀作品賞を受賞した女流監督、ホアン・シューチンが、男役の鐘馗役者としてトップスターの座にある秋芸の半生をふりかえって描く人間ドラマ。略筋 50年代の初め、7歳の秋芸(貢琳・王飛飛・徐守莉)は村芝居一座の父(リー・パオティエン)や母たちと、人々からさげすみを受けながら育った。両親の得意の出し物は「鐘馗嫁妹」。男と逢いびきを重ねた母は駆け落ちしてしまう。幼い秋芸はびっくりするが、蛙の子は蛙で、芝居を身につけ、人々の注目をあびる。役者になることに反対の父。しかし才能ある彼女は省劇院の先生に身柄をあずけられ、いつしかふたりは愛し合う。
[c]キネマ旬報社