ミリアム・ルーセル
Marie
愛の謎を説き明かしたいと願い続けるひとりの男の、女性に対する罪深い妄想と押さえ難い欲望と無限の夢が創り出した愛のファンタジー。監督は、ニュージャーマン・シネマの代表格である「別れの朝(1983)」のロベルト・ファン・アケレン。
30歳の内科医マックス(ホルスト・グンター・マークス)は、理想の女性を求めてベルリンの街を歩きまわる。彼の美しい婚約者ココ(ソーニャ・カーシュベルガー)は、そんな彼の内面を理解しようとしない。ある日、一本の間違い電話をきっかけに夢の女性マリー(ミリアム・ルーセル)に出会う。だが、彼女には夫クルト(ハンス・ジッヒラー)がいて、マックスとマリーの愛が深まるにつれ苦悩もまた深まっていく。
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