さくら隊散る:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
さくら隊散る
さくら隊散る
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さくら隊散る

1988年4月30日公開、110分、ドキュメンタリー/戦争
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昭和20年8月6日、広島で原爆のため命を落とした移動演劇隊「櫻隊」の九人の演劇人の足跡を再現ドラマと縁の人々の証言で描くドキュメンタリー。江津萩枝原作のルポルタージュ『櫻隊全滅』の映画化で、脚本・監督は「ハチ公物語」(脚本のみ)の新藤兼人、撮影は、「落葉樹」の三宅義行がそれぞれ担当。

ストーリー

東京・目黒の天恩山五百羅漢寺には「移動演劇さくら隊原爆殉難碑」があり、毎年8月6日の原爆忌には故人と縁のあった人々が集まって追悼を行っている。櫻隊の前身は昭和17年に誕生した苦楽座で、20年に櫻隊と改名し、演劇活動を続けていた。隊長は丸山定夫、事務局長は槙村浩吉、隊員に池田生二、高山象三、園井恵子、仲みどり、島木つや子、羽原京子、森下彰子、小宮喜代、笠絅子がいた。同年7月15日、当時は日本全国が空襲にあっており、櫻隊は広島に滞在。仲間のうち池田は家族が被災して沼津へ行っており、槙村は隊員補充のため帰京していた。結局、残り九人が8月6日、原爆の被害にあった。壊れた家の下から丸山、園井、高山、仲は脱出したが、残りの五人は死亡。東京から槙村らが駆けつけたが、丸山は16日に44歳で死去した。園井と高山は六甲山麓の中井家に辿りついたが、高山は原爆で内臓をやられており、20日に21歳で死亡。園井も翌21日、31歳で息を引きとった。仲は字品の収容所を抜け出し、体を引きずるように東京の自宅へ戻ったが、東大病院のベッドで死亡、36歳だった。小宮(30歳)、島木(22歳)、羽原(23歳)、森下(23歳)、笠(41歳)は焼跡から白骨で発見された。

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作品データ

原題
Sakuratai,8,6
製作年
1988年
製作国
日本
配給
独立映画センター
初公開日
1988年4月30日
上映時間
110分
製作会社
近代映画協会=天恩山五百羅漢寺
ジャンル
ドキュメンタリー戦争


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