AKIRA|MOVIE WALKER PRESS
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AKIRA

1988年7月16日公開,124分
PG12
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近未来の東京を舞台に超能力者や暴走族、軍隊、ゲリラたちの戦いを描くアニメ。大友克洋原作の同名漫画の映画化で、脚本は大友と「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」の橋本以蔵が共同で執筆。監督は「迷宮物語」の大友克洋、撮影は「ダーティペア」「オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100大作戦」の三沢勝治がそれぞれ担当。

伝説の作品が4Kリマスターで帰還!『AKIRA』特集

30年色褪せない魅力を、大特集で解き明かす! PR

1988年の公開から30年以上を経てもなお色褪せず、その後のアニメ映画/SF映画に大きな影響を与えた『AKIRA』が、劇中でも舞台となっている2020年、ついに4Kリマスターで帰還。その魅力を大特集で解き明かす!

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1988年7月、東京で核爆発が発生、第3次世界大戦が勃発した。2019年、ネオ東京では軍の指揮下で新兵器・超能力の研究が進められていた。キヨコ(25号)、タカシ(26号)、マサル(27号)ら永久幼年者はエスパーの実験体で、もう一人のアキラと呼ばれる28号は超能力があまりに強大でコントロールできないためカプセルの中で眠らされていた。職業訓練校生の鉄雄は友人の金田らとバイクで走っていたところタカシと遭遇。避けようとしたが、転倒して重傷を負ってしまう。そして鉄雄はタカシと共に軍に連れ去られ、エスパーとしての訓練を受けた。やがて鉄雄は恐るべきパワーを身につけ、周囲を破壊していく。自分にも軍にもコントロールできないのだ。その力はアキラにも匹敵し、またアキラを目醒めさせる危険も出てきた。金田はゲリラのケイと手を結んで鉄雄を止めようとするが、どうにもならなかった。軍の施設を抜け出し、アキラの眠るオリンピック会場建設場へ進む鉄雄を、軍やゲリラ、金田らが追う。鉄雄はついにアキラのカプセルを壊すが、アキラの正体はバラバラに保管された脳神経だった。キヨコ、タカシ、マサルは3人の力を合せてアキラを甦らせ、鉄雄を全く別の宇宙へと連れ去るのだった。

作品データ

原題
Akira
映倫区分
PG12
製作年
1988年
製作国
日本
配給
東宝
上映時間
124分

[c]1988マッシュルーム/アキラ製作委員会 [c]キネマ旬報社

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映画レビュー

3.8
  • フジ三太郎

    4
    2020/4/27

    キネ旬の評論家的には、本作と、角川映画で大友がキャラ担当の「幻魔大戦」は同じ映画に見えるらしく、一言「ほとんど同じで笑った」と。そんなスノッブはほっておいて、本作はまさに2020年代の今とオーバーラップし、その予言性が注目。
    東京オリンピックが2020年に開催・・のはずだった。AKIRAでは核戦争で中止。リアルはコロナで大異変。さてコロナ後の東京は・・来年にならないと分からない。

    1990年頃、NHKがアナログハイビジョンの宣伝用に、数日おきに本作をハイビジョンで衛星放送だけ見られたことがある。まだ録画機も出回らない頃に。それ以降、本作と大友の知名度が落ちたこともあり、いまだに地上波では滅多にお目に掛かれない。

    本作は大友のキューブリック映画である。大友の漫画「Fire Ball」が本作の下敷きで、ラストは「2001年」そのもの。本作もラストはややそんな感じ。強いて言うと、大まかな設定は、日本でもドラマ化されたカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」である。W主人公となる、金田と鉄雄のキャラ設定は陽と陰、正義と邪悪の、黒澤的な対比で分かりやすい。
    本作は、結果的に大友のライフワークとなってしまった。大友は力を使い果たしたのだ。他にも短編映画集や、「スチームボーイ」はあるが、枯れてしまっている。
    だがそれだけが大友ワールドとは思いたくない。先述の「幻魔大戦」もサイキック全開の大友(ちょっとだけ平井和正、笑)ワールドなのだ。そして、大友に余力があるなら、アニメ・実写を問わないので、「GANTZ」にネタをパクられたとは言え、「童夢」を映像化して欲しい。設定的には、最近の駄作ホラー「来る」に近いが、エスパー同士の一騎打ちのクライマックスがやはり見たい。そうすれば、枯れた「スチームボーイ」を抜きで、「幻魔大戦」、本作、「童夢」が大友三部作として後世語り継がれるであろう。

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  • regency

    5
    2020/4/3

    4Kリマスター版をIMAXシアターで鑑賞。
    内容に関しては改めて語るまでもないので、ここでは劇場鑑賞の感想をば。

    映像に関しては、既存のバージョンとの比較ができないので何とも言えず。というか4Kの凄さがイマイチ分かっていない派なので、画質が向上したとかはあまり思えなかった。ただ、ドでかいIMAXスクリーンゆえに、画像・背景の描き込みの細かさを再認識。
    そして音響面は、従来版よりも確実にパワーアップしていると、素人耳でも分かった。芸能山城組によるけたたましく鳴り響くジェゴグ音、金田たちが操るバイク音、鉄雄がネオ東京を破壊する爆発音などに加え、「さんを付けろよデコスケ野郎」に代表される名ゼリフの威力たるや。

    今は時期が時期だけに、観たくても気軽に劇場に足を運べない方も多いと思うので、事態が収束したら、年に1回のペースぐらいでIMAX上映してもイイのではと思う。

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  • あっちょん

    5
    2012/3/25

    小学生低学年の時に見て、BGMと鉄雄の変貌がただただ怖かった作品。
    大人になって改めて見てみたら、深いテーマ性にただただ脱帽。

    人間の知能、進化のきっかけ、アメーバが知能を持ったらどうなるか?
    原作を読んでいないので、AKIRAが一体何なのかは想像でしかありませんが、AKIRAを渇望しつつも制御しきれない人類描写。

    金田と鉄雄の友情、特に鉄雄の少年らしいコンプレックスとの葛藤は、人間くさくて心にじーんときてしまいました。
    対照的に金田はとっても明るくて本当にヒーローなんですよね。

    大佐の厳しくもあり、意思を曲げない行動力。
    科学者の研究に対する狂気なまでの熱意。
    政治家たちの保身の醜さ。
    AKIRAという未知の力を渇望する宗教団体やデモがはびこる、殺伐として冷え切ってしまっている社会環境の描写。

    科学が発達した未来においても、人間が形成する社会によっては、いつどんな時でも、ある意味、人災が起きてもおかしくない。
    そんな風に感じました。
    このテーマはどんなに時代が変わっても、便利な世の中になったとしても、普遍のテーマなんじゃないかなあ。

    それと、20年経った今でも、金田のバイクはかっこいいです。

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    ネタバレあり
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