大門正明
清水敬介
ゴジラ誕生20周年記念映画。地球侵略を企む宇宙人が、地球最強の怪獣ゴジラを徹底的に分析して造り上げたサイボーグ“メカゴジラ”を日本に出現させ、ゴジラをピンチに追いやる。他にアンギラス、新怪獣キングシーサーも登場。脚本は山浦弘靖、監督は脚本も執筆している「ゴジラ対メガロ」の福田純、撮影も同作の蓬沢譲がそれぞれ担当。
沖縄海洋博の建築技師・清水敬介は、工事現場の洞穴から不思議な壁画と怪物の置物を発見した。壁画には偉大なる予言が刻まれていた。“大空に黒い山が現われる時、大いなる怪獣が現われこの世を滅ぼさんとする……しかし、赤い月が沈み西から陽が昇る時、二頭の怪獣が現われ人々を救う”。予言は的中した。ある日、真っ黒に見えた富士山が大爆発を起し、その火口からゴジラが現われたのだ。そして、アンギラスを激退して暴れ回るゴジラの前に、突如、もう一頭のゴジラが出現。すると、富士山から出てきたゴジラの肌が燃え上り、中からメカニックな姿が現われた。それは宇宙金属で造られたメカゴジラだった。闘いの途中で、計器が故障したメカゴジラは夜空に姿を消した。ゴジラも傷つき、血を流しながら海中に没した……。メカゴジラの体から飛び散った宇宙金属を調べた宮島博士は、それが、敬介の弟・正彦が沖縄の玉泉洞で拾った金属と同じであることをつきとめた。玉泉洞奥には謎の秘密基地があると考えた博士は、娘・郁子、正彦とともに玉泉洞へ向った。秘密基地はあった。しかし、メカゴジラを操るブラックホール第三惑星の地球征服司令官・黒沼が三人を待ち受けていた。博士は郁子の命とひきかえに、メカゴジラの修理を強制された。修理が終ると黒沼は三人を殺そうとするが、その時、敬介と恋人の冴子が、国際警察の南原の力を借りて、秘密基地に乗り込んで来て、三人を救出した。怪物の置物を持って安豆味城跡に向った敬介は、西の空から昇る太陽を見た。それは蜃気楼だった。“西から陽が昇る時、この置物を安豆味城の石祠の上に置け”敬介は置物に刻まれた言葉通りに実行した。すると置物の眼が太陽の光を浴びて弾き始め、その光線が突き当った海岸の絶壁が大音響とともに崩れ落ち、中から全身朱銅色の鱗に包まれた伝説怪獣・キングシーサーが現われた。しかし、なぜかキングシーサーは眠っているだけだった。その時、メカゴジラが動き出しキングシーサーに迫り、キングシーサーを再び土に埋めてしまった。キングシーサーを目覚めさせられるのは、安豆味王族の継承者・那美しかいない。那美は浜辺で全身全霊で祈祷を始めた。そして、ついにキングシーサーの瞼が開き、もうもうたる土煙の中から立ち上った! その時、沖の方で異様な海鳴りとともに、ゴジラが巨体を見せた! 人類を救う二頭の怪獣、ゴジラとキングシーサーは、見事にメカゴジラを壊滅させるのだった。
清水敬介
清水正彦
金城冴子
宮島秀人
宮島郁子
和倉博士
国頭天願
国頭那美
南原
黒沼
柳川
田村
船長
現場監督
監督、脚本
脚本
原作
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳
特技撮影
造形
造形
照明
録音
音響効果
特技監督
特技美術
特技撮影
特技美術
合成
操演
光学撮影
助監督
製作担当者
特技助監督
スチル
記録