喜劇 だましの仁義:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
喜劇 だましの仁義
喜劇 だましの仁義
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喜劇 だましの仁義

1974年5月14日公開、84分、コメディ
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全国を股にかけてだましまくる四人のサギ師と、彼らを追う元刑事との知恵比べを描く喜劇。原作は山本一夫の『狸の代紋』。脚本は小林一邦、西川常三郎、「涙のあとから微笑みが」の田波靖男、監督は脚本も執筆している「ゴジラ対メカゴジラ」の福田純、撮影も同作の逢沢譲がそれぞれ担当。

ストーリー

やっと刑期満了した川本純平に、長島刑事からの差し入れの半袖シャツが手渡された。長島は今度定年退職し、警備会社へ天下ることになっていた。詐欺係刑事と詐欺師という関係を越えた奇妙な友情が、二人の間に生まれていた。四年ぶりに我が家へ帰ってみると、かつての棲み家は跡もなく、新しいマンションの工事が着々と進行中であった。いきり立つ純平に大家は、文句は「総合商社角紅」に言え、と開き直った。その角紅東京本社ビル前では、山口県防府市の青年男女からなるデモ隊が、開発部の赤沢に鋭く詰め寄っていた。だが、ガードマンの登場で若者たちは追払われてしまった。そこで純平は、かつて熱愛した初江との間にできた娘・信子と会った。勿論、二人は知る由もない。純平の怒りは、角紅、そして赤沢へと向けられた。純平は訪ねたアパートで結婚詐欺師の松本譲二と会った。ところが、この譲二、いつものように女をだましてホテルへ連れ込むが、逆にぬいぐるみをはがされ、車まで盗まれてしまった。この女こそ、女狐と異名を取る村崎銀子という詐欺師だった。「結婚詐欺なんて最低だ!」と意気まく純平は、国会議員に変装して赤沢に接近、得意の話術を駆使して金を巻き上げた。大阪へ行った純平は、譲二と、幼ななじみで今は“オシャカプロダクション”を経営している石山権太郎の三人で、競馬場へ出かけた。そして、金のありそうな欲求不満風の有閑マダムに近づき、まんまと預金通帳ごとだまし取った。この仕事の後、純平は権太郎と譲二に次の仕事の話をした。それは、以前、角紅ビルの前で信子に貰ったビラからヒントを得たのだが、防府にある静かな漁師町に角紅がコンビナートを建設しようとしており、そこへ国会議員として乗り込み、賄賂を取ってやろう、というのである。丁度権太郎が自主民政党の山田代議士と瓜ふたつなのだ。やがて、権太郎が代議士に、純平がその秘書に、譲二が新聞記者に扮し、さらに銀子も加わることになり、狸三匹、女狐一匹が防府へと乗り込んだ……。

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作品データ

製作年
1974年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1974年5月14日
上映時間
84分
製作会社
東宝
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社