化石人間:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
化石人間
化石人間
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化石人間

1935年公開
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「勝利の朝」「キャバレエの鍵穴」のローウェル・シャーマンが物故する前に監督製作して遺作で、同じく最近故人となった米国ユーモア作家ソーン・スミス作の小説を映画化したもの。脚色にはバリー・トリヴァースが当たり撮影はジョン・メスコールが担任した。出演者は「ローマ太平記」「深夜の紳士」のアラン・モーブレイ、「第三の恋」「シナラ」のフロリン・マッキニー、「時計は踊る」「世界大洪水」のペギー・シャノンを始め、レイ・コリガン、ジョージ・ハッセル、アイリーン・ウェーア、フェルディナンド・ゴットシャルク、等である。

ストーリー

奇嬌な青年科学者ハンター・ホークは人間を石化する術と、彫像を人間化する術とを発見した。この画期的な力を彼は2つの指輪に蓄積して、必要に応じて放射する装置を完成したのである。彼は犬を石化させた後、彼の姉とその家族全部を石化してかねての鬱憤を晴らした。唯一姪のダフィーだけは好意を感じていたので人間のままにして置いた。ハンターは知り合ったメッグ・ターナーという娘に興味を感じた。彼女は自ら年齢9百才と称した。その名のメッグは復讐の3女神の1人メガエラから取ったのだという。それが気に入ったハンターはメッグと相携えてある旗亭へ遊びにいく。そこでハンターは侮辱しに来た連中を悉く石化してしまった。翌日彼を逮捕しに来た警官が石化されたことは勿論である。そしてハンターはメッグと共に博物館を訪れた。メッグがギリシャ神話の神々に命を与えたら面白いだろうというので、ハンターは神々の中から男神5体女神3体を選んで例の放射線をあてるとたちまち人間化した。神々はハンターに教えられてデパートへ着物を取りに飛び出した。勝手に好きな着物を身につけると、神々は町中を神通力を利用して散々暴れ回り、ヴィーナスは整形外科を訪れて両腕をつけて貰い、一同ハンターのホテルに集まった。神々は酒に酔って良い気持ちになり、プールでらんちき騒ぎを始める。ネプチューンはプールの底にあぐらをかいて泳ぐ者に悪戯して喜んだ。急報に接して警官隊が駆けつけた折りも折り、ハンターは大切な指輪をプールに落として大弱りしたが、ネプチューンが拾ってくれたので警官隊は一同石となった。ハンターは時分は良しと神々をバスに乗せて博物館に連れていき、一同を元の彫像に戻した。そして今は愛し合っているメッグと別れたくないので、ハンターは彼女と手を取り合って自ら石化したのである。

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作品データ

原題
Night Life of the Gods
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社